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【Think】 フードロス問題について考えてみる。

こんにちは。
最も起業家らしくない起業家、奥野ゆりあ(おくのゆりあ)です。

最近、Barみんどこの1日店長をさせていただいているのですが、
経営者として否応無く向き合わなきゃいけないのが「コスト」。
そのために最重要で考えなければならないのが「材料ロスをいかになくすか」ということです。

1日だけのOPENとなると、毎日営業をしている他の飲食店に比べて、どうしてもロスが多くなってしまうのです。

今日は、飲食店を経営していくにあたり、必ず向き合うべき「フードロス問題」について、お話しさせていただこうと思います。

▼目次
❶「フードロス問題」とは
❷「みんなの台所」として取り組むフードロス
❸日々の生活の中でできるフードロス問題への貢献

❶「フードロス問題」とは

もちろん大前提、出来るだけ収支をあげるときに、無駄な経費は抑えたいというのもあるのが経営者の思いとしてあるのですが、
同時に、飲食業に携わる者として「フードロス問題」は、無視できない現実として向き合う必要がある時代です。

日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」が522万トンあります。 これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2020年で年間約420万トン)の1.2倍に相当します。 
 また、食品ロスを国民一人当たりに換算すると"お茶碗約1杯分(約113g)の食べもの"が毎日捨てられていることになるのです。大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮から、食品ロスを減らすことが必要です。
消費者庁HP
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/education/

2021年の国連食糧農業機関(FAO)の調査によると、世界では最大8億1100万人、10人に1人が慢性的な栄養不足だそうです。
さらにコロナ禍によって、2019年と比べて1億人以上増加し、世界の人口の10.4%が飢えています。地域別に見ると、人数ではアジアが4億1800万人と一番多く、人口に占める割合ではアフリカが21%と深刻です。

にも関わらず一方で、たくさんの食料が廃棄されているという現実。
いわゆる、「食の不均衡」問題が、大きな問題として取り上げられているのです。

❷「みんなの台所」として取り組むフードロス

フードロス問題は、もはや、飲食業に携わる人間として取り組むべき義務とも言えます。
「みんなの台所」は、自分たちのテーマの一つとして、『地球にやさしい』を掲げています。
不揃い・規格外のお野菜を使ったり、「仕込み過ぎ」の防止などで、フードロス問題に取り組みます。

また、お子様から妊婦さん、高齢の方まできていただけるようなお店を目指すべく、安心安全な食材を使うことも大事にします。
「顔が見える農家さん」からの直接的な取引を増やすことで、よりお客様皆さんに安心して食べていただける食事を提供します。


❸日々の生活の中でできるフードロス問題への貢献

日々の生活の中で、社会問題について考えながら生きることって、なかなか難しいです。

けれど、普段の生活の中に当たり前にある『食事』を通して、なにか社会貢献に繋がることができたら、素敵じゃないですか?

どうせ美味しいものを食べるんだったら、実は社会貢献ができる食事を。
って感覚で、気軽に社会問題に関われたら、素敵だなって思うのです。

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