生前整理 Ⅱ

さて、前回の続きの生前整理についてです

結論から言うと、生前にしかも元気な時に資産等を整理、贈与しておくのは
ある程度必要なことだと私は考えます。
もちろん環境や家族構成、色々な事情などその方その方で全て違います。
様々な違いはありますが、私の母親の場合を一つの事例として、そしてこれでよかったと思えたので書いてみたいと思います。

田舎の風景


以前から私たち姉妹は、普通に仲は良く私たちは「お母さんがいなくなった後の事は心配しなくてもいいよ~。元気で長生きしてね」

と言ってましたし、母も「仲良くやってちょ~だいね。後のことはあなた達に任せるわ!」といつも言っていました。

がしかし、状況は変わるのです。と言っても、突然姉妹の仲が悪くなってしまったと言うことではありません。


私たちにも、其々家族がいて様々な事を抱えながら、生活しています。

全く何もなく、ずっと平穏で一生を終えました!などという人は、おそらく一人もいないはず

誰しもいろいろな事を経験しながら、過ごして来ているはずです。


少し逸れましたが、そんな訳で私たちにも色々とありました。

母はそんな私たちを見て、自分が亡くなってからの事は子供たちで考えてくれればいいと思っていたけど、それでは娘たちが大変だ。これは自分が元気なうちに、出来る限り整理をしよう。これは私の仕事で、娘たちにしてあげられる親としての使命だ。と少大袈裟ではありますが、まあそんな感じで一念発起したわけです。


さあ、では何をしょうかと、、。
少しばかりの土地がありました。母名義の土地を整理しようとまずは売却です

知り合いから不動産会社を紹介してもらい、売却依頼です。

この土地、父が亡くなり相続手続きの段になって知ったことが衝撃的でした。父は生前土地の登記をしないままでした。自営業でしたので布の生産工場がありましたが、建築法も関係なく勝手に工場を少しづつ増築しておりました。そんなことが分かってから、登記を整え名義を母にして境界線も明確にしたりなかなか大変な作業だったようです。


売却価格をいくらで募集するのか全く見当もつかないため、全て不動産会社任せで依頼しました。地元で長年営業しているし、社長さんがいい人だったから任せたよと。何をもっていい人と言うのかが全く分かりませんが、田舎の年配者はとかくこんな具合です。地目が一部畑になっていているため、少し安めにしないと売れないと、近隣の相場よりも若干安いかなと言う価格で募集することに。


草原とバスケット


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