前整理について Ⅲ

さて、前回の続き土地の売却です。

ほとんど宅地(一部地目「畑」が含まれる)に40坪ほどの建物が建っていました。住宅でも解体に100万円位は掛かる(木造一戸建てでおおよその目安です)のですが、大きな機械を高い位置に乗せるために鉄骨で柱をガッツリ組んでいましたので解体工事は通常より時間も掛かり費用もかかりました。建物の価値はゼロです。

レンゲ


まずは、募集サイトで買い手を探してもらうのですが、内見に来た方は3か月位の間に2組でした。売買は時間が掛かるとは聞いていましたが、さすがに何とかならないものかと、相談したら看板を立てることに。これは効果がありました。田舎とはいえ、2車線道路沿いなのでやはり目立つのですね。


最初母は「看板は嫌だわ。近所に分かってしまうから」と言っていました。色々こと詮索されるのが嫌なのでしょうか。長年同じ土地で暮らしていると何かとしがらみ的なものもあるんですね。でも、そんな事言ってる場合じゃない。売りたいのなら、あまり時間をかけないで進めて行くことをしないと考えを変えての事でした。この歳でなかなか柔軟性があるおばあちゃんです。


結局近くにに住んでいた方が住居を建てるために購入を決めてくれました。
契約日も決まって、まずは良かったと喜んでいたら契約日近くになって
測量をやり直すことになりました。どう言うことですか。今更測量とは。
実は長方形だと思っていた土地が若干ひし形に近い形で、境界線通りだと
庭が欠けてしまうのです。なので底辺に対して直角に線を引き直してもらいました。買い手側にとっては土地が少し減ってしまう為、価格交渉などが入り揉めてしまうところですが、不動産さんのとりなしで無事に契約までの運びとなりました。


野原の女の子


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