ドット絵の懐かしさが沁みる。
私が推したいのはNintendo Switchの
「スターデューバレー」
という牧場経営系ゲーム。
主人公は祖父から譲り受けた荒れた農場を開拓していくところから物語は始まる。
ここら辺は牧場系には
かなりありきたりな展開ではあるものの、
荒れ放題の牧場を眺め
少しずつ開拓を進めていくというのは、
これからの創造を期待も高まり、
じつにワクワクする作業となるものだ。
携帯電話が2つ折りの時代から
アプリで牧場ゲームに親しんできた身としては
なんだ、野菜植えたらそのまま取れるだけ?
変異とかしないの?
と序盤こそ退屈を感じた。
だが、物語を進めていくと
親しくなった住民から手紙が届くようになる。
時には暖かい言葉に贈り物をそえて。
時には頼み事や謎も届けられる。
住人はプレゼントが気に入らないと
露骨に嫌な顔をする。
みな、好みがあり、誕生日があり、家族がいる
。
曜日や時間に沿って生活を営んでいることが
少しずつ分かっていく。
なるほど。
これはリアルだ。
次第に増える牧場仕事に忙殺されながら
せっせと住民と良好な関係を保ちつつ
時には釣りを楽しみ
季節のイベントを堪能し
気づけばいつしかこのバレーで暮らす
住民としてプレイしている自分に気づく。
このゲームは時間泥棒だ。
やりたいことが尽きない。
作り込まれた"ドット絵"が
また懐かしく優しい。
連休に遊びたいのは
まさに、こんなゲームである。
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