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最後のDREAM

"最後"

そう言葉にした瞬間に、言葉にできない感情で心が埋め尽くされ、胸がぎゅっとなる。

そのぐらいDREAMというコンテストは、私にとって大きな存在になっていた。なくてはならない、かけがえのない、大切で愛おしい存在。そんなDREAMと共に歩ける日も、残り少ない。終わりを実感して、急に怖くなった。だから、きちんと今の気持ちを言葉にしておこうと思う。


DREAMが好き

ただその感情に突き動かされて、ここまで走ってきた。

DREAMが私に与えてくれた素敵な感情を、みんなにも感じてほしくて。DREAMという夢と希望に満ち溢れた素敵な世界を、みんなにも見てほしくて。誰かの見えている世界を、もっともっと素敵にしたくて。そのために、たくさんDREAMに向き合ってきた。

でも、向き合えば向き合うほど、好きだけじゃ完結できなくなった。自分の未熟さを痛感した。きらきらしたもの、綺麗なものばかりが見えたわけじゃなかった。叶えたい理想と変えられない現実に板挟みになってもどかしかった。行き場のない感情を誰にもぶつけられなくて、涙が溢れた。

笑った時間よりも、悩んだり泣いた時間の方がはるかに多かった。なんで、どうしてが浮かんでは、自分の進んでいる道が正しいのか分からなくなった。何度も足が止まった。誰も信じられなくなって1人にもなった。数えきれないぐらいの葛藤をしたし、ぐちゃぐちゃした嫌な感情にもたくさん出会った。本当に苦しかった、辛かった、逃げたかった。

それでも、諦めずに逃げずにここまでこれた。どんな逆境にも負けずに今日まで歩み続けられたのは、DREAMで出会った素敵な人達の想いが、私の進むべき道を照らしてくれたから。ぶつかったり、迷ったり、動けなくなっても、私を信じて手を差し伸べてくれる人が必ずそばにいた。

2年間いろいろあった、本当に。このnoteには書ききれないぐらい、DREAMが私に与えてくれたものはたくさんある。自分を信じて進むことの難しさも、それでも自分で未来を切り拓き夢を追い続けようとする人の美しさも、全部この目で見てきた。ひとつひとつを思い出すたびに、終わりが怖くなって寂しくなる。

でも、泣いても笑っても今年が最後。私が来年DREAMをやることはない。もう決めている。だからこそ、毎日自分に問いかけたい。「今この瞬間、本気か?」って。後1ヶ月で当たり前のように来るこの愛しい毎日は終わってしまう。当たり前が当たり前じゃなくなる。

だから私は、頑張らなかった後悔だけはしたくない。当たり前のように思える当たり前じゃない1日1日を、大好きな仲間とぶっ倒れるぐらい本気になりたい。

私にとって、最後のDREAM。
大好きで愛おしいこのコンテストで、1人でも多くの人の世界を素敵にする。そのために最後の1ヶ月、常に未来を見て、大好きな仲間と走り抜きます。

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