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振り返ったら、ぼっちのガリ勉やっててよかったなと思った話

こんにちは、ヤスタニと申します!
3月から株式会社ナレッジラボのカスタマーリレーション推進室に入社しました。

部署の通常のお仕事に加え、クリエイティブのお仕事も担当させていただくので、
今回はデザインとの関わりに触れながら、私の自己紹介をしようと思います。


小学校:一人遊びがすきになる

この頃に身についた「癖」みたいなものが、今に活きてるような気がします。

当時は門限が時代錯誤的に厳しかったので、外に出て門限を気にしながら遊ぶのも嫌だな、と家で一人で遊ぶのが主でした。
でも家におもちゃはほとんどなく、必然的に遊びといえば本を読むか、絵を描くかの2択でした。

この2つの遊びから、ある癖がつきました。

本を読めば、これはどういう情景だろう、この人は今どういう表情をしているんだろう、と頭の中で映像として再構築するし、
絵を描くときには、頭の中で思い浮かべたイメージを外に出せるように、変換して描いていく。

文字というハードな情報から、
イメージというソフトな情報へ。

イメージというソフトな情報から、
絵という形でハードな情報へ。

それを繰り返しているうちに、「変換癖」とでも言うような、無意識の癖がつきました。

中学校:人間関係を拗らせる

そんなこんなで一人遊びに没頭し内向的になりすぎた結果、人見知りを極めた私は人間関係を拗らせました。

クラスでの発言権はゼロどころかマイナスに等しかったのですが、この頃、私の書いた絵が体育祭の応援団旗や修学旅行のしおり、部活のポスターなどに採用されて、初めて集団の中での「成功体験」のようなものを得ました。

発言権がなくても、「つくったもの」を通してなら私も人に影響を与えることができる、存在感を発揮できる、という新しい経験で、これをきっかけに、絵を描くことやデザインそのものに、より魅了されていきました。

当時の私にとって、デザインは存在意義の一つだったと思います。

高校時代:本気のガリ勉

中学時代の経験で人間関係には懲りていたので友達作りには興味が持てず、勉強にどハマりしていきます。

昼休みも勉強、直帰して勉強。友達はゼロ。
当時のことを姉は「正気の沙汰じゃなかった」と語りますが、文字通り気が狂ったように机に向かってました。

でも私は勉強が好きだったというより、
多分、脳みそを使うことが好きだったんです。

私が好きな脳みその使い方は2つあって、

①色んなものを詰め込んで、パズルみたいに一つ一つを繋げていく
②頭の中にあるものをわーっと吐き出す

我ながら気持ち悪いですね。

でもとにかくこれが快感で。
高校の勉強はまさにこの繰り返しだったので、気づけば結果的にガリ勉になってました。
もともと身についた癖との共通点があったからかもしれません。

この脳みその使い方って、結局小学校時代に身についた「変換癖」の拡張のような気がしていて、
そしてそれは、デザインにも似ているように思います。

こういう意図を伝えたい、ユーザーにこういう状態になってもらいたい、そんいった情報を噛み砕いて、形を変えて表現する。

私がデザインを好きになったのは、もともと身についた癖との共通点があったからかもしれません。


大学時代:人格矯正

大学では外国語を学びたいと思い、外国語学部ハンガリー語専攻に入学しました。
デザインを学ぼうと思わなかったのは、単純に、それを仕事にする、という思考が無かったからです。
結局、外国語を仕事に活かしたのかと言われると全く活きてないのですが。


この時期は、デザインに関わる特記すべき出来事はあまりありません。
代わりに、思考や性格に変化がありました。

大学では友達を作ろうと意気込んだのですが、高校時代に一切遮断したっきりの人間関係。
それによって「自分の周りに人がいる」環境が私にとっては普通ではなくなり、友達の作り方がわからなくなっていました。

結果、「どういうコミュニケーションをとれば相手は友好的な反応を示してくれるのか?」を常に考えながら関わる新しい癖がつき(それがうまくいっていたのかは定かではない)、そのトライアンドエラーを繰り返していく中で、人の心理に興味が湧いてきます。

また、消極的で内向的な性格を変えたいと思い、留学へ。
ここで経験した様々なトラブルや異文化の人々とのコミュニケーションを通じて、大抵のことは大したことじゃない、いつも何事も全力で楽しんで生きていきたい、と考えるようになり、「大人げない大人」が私のビジョンになりました。

これが、新卒でベンチャーに入ったきっかけだと思います。

名称未設定のデザイン

▲留学先のブダペスト。夜景の綺麗な街でした。



1社目 ITベンチャー:経理デビューとデザインへの興味

経理に配属。
新卒1年目は全員営業と聞いていたのでかなり戸惑いました。
なぜこの配属になったのか全く謎なくらい、経理のけの字も知りませんでした。(3桁カンマの位置すらよくわかってなかった。というか10,000以上の数字が読めなかった)

一から経理を勉強していきながら、少しずつできることやわかることの範囲が増えていくことに充実を感じる一方、このまま経理のプロフェッショナルになりたいのか?ということにずっと疑問を抱えていました。

そんな中、同期内での社内報の立ち上げに、デザイン担当の一人として参加できることに。

これをきっかけに、デザイナーの同期や先輩方と接する機会が増え、事業にデザインがどのように生かされているのかを初めて知り、「デザインをもっと学びたい」という気持ちが強く芽生えました。

それまでの私の興味対象はアートに近いデザインでしたが、学んでいくにつれてUXに近いデザインに惹かれはじめていました。
それは多分、大学時代に芽生えた、人やその心理への興味からだと思います。

そうして、本格的にデザインの勉強に取り組みはじめます。


フリーター時代:デザイン漬けの日々

デザインへの興味が膨らんでいく中で、経理の仕事を続けていくという決心がつかず、このまま中途半端にやっていきたくはないと思い、転職を決めました。

退職してから3ヶ月ほどは、転職活動をしながら、学習ツールを使ってデザインの実践練習をしたり、知り合いづてでHPの作成依頼を受けたり、一旦経理からは離れてデザイン漬けの日々を送ります。


今ここ、そしてこれから

そんな私が、ナレッジラボという会社に出会い、今ここです。

前職の経理の経験を活かしつつ、もっと「人」に触れる仕事をしたい、そう思っていたところ、CR推進室の求人が目に留まりました。

面談を重ねる中で、いちばんに感じていたのは、等身大で真っ直ぐ自分に向き合ってくれているな、ということ。
きっと、フラットに意見を出せるような、お互いを尊敬しあうような、そういう会社なんだろうと伝わってきて、その印象は、入社から2週間経った今も変わりません。

業務内容は未経験のものばかりで、まだまだわからないことだらけです。
でも、これまでガリ勉で鍛えてきた積み上げ力と、デザインを学ぶ中で身につけた思考は、どんな業務にも生かせるものだと思います。

まずは顧客の意図をよく理解し、顧客対応をきっちりできるようになることを目標に、日々大事に積み重ねていきます。
そしてデザインのお仕事も、他の業務との調整を図りながらにはなりますが、多方面にバリューを発揮していけたらと思っています。

これからよろしくお願いいたします!



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