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事実婚は内縁の妻ってことよ。

 先日、ある異業種交流会で出会った50歳代未婚の女性が『私結婚したいのよね、でもこの歳だから事実婚でいいかと思ってるのよね』と話していた。
 いつから事実婚と言う言葉は流行り始めたのだろう。1987年に朝日新聞で初めて見出しに登場したらしい。私の周辺で聞くようになったのは2000年位からだろうか。

 都内ホテルでウェディングプランナーをしていた25年前の記憶だが、大体結婚式を挙げるカップルは入籍して、一緒に住んでいる、
または、ある一定年数同棲していて、そこから入籍して、
式を挙げるカップルが大半だった。嫁入り婚が多くの場合だった。

 一昔前は、好きな人に本妻がいてるので結婚はできないけど、好きな人と一緒に暮らすのが「内縁の妻」の私のイメージ。いわゆる不倫関係。
 好きな人と一緒に住むだけでいいって感じの現代の「事実婚」とはイメージがちょっと違う。

 昔は、適齢期の男女が恋仲になり一緒に住むのが婚姻関係を結ぶことが一般的で常識だったが、今は「入籍・婚姻」にとらわれず、もっと軽い感じでカップルが一緒に住むという選択肢が増えた。きっとこれはこれからも増えていく夫婦の形なんだと思う。

 デメリットとして、財産分与や入院手術時の保証人サインや、子供が生まれた時は非嫡出子として育てるのか認知はどうするのか、など問題があると推察される。
 こういった問題に柔軟に法整備が現状に合わせる感じで出来て行けばいいのにと切に願う。色んな家族の在り方があって、みんながハッピーに暮らせるための法律であって欲しい。

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