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日本に一時帰国した話(自宅編前編)

昨年の10月に祖父が亡くなり、私自身もストレスを溜め込みすぎて鬱傾向が悪化してしまったので、仏壇への挨拶とリフレッシュを兼ねて年末年始に日本に帰省しました。


フランクフルト国際空港から北京を経由して羽田へ

往復の便は中国国際航空を使いました。
父曰く、ロシア上空を通過できるから今一番速いよ、と。
実際、乗り換え時間を含めても移動時間は直行便と変わらないくらいだったと思います。
初めての中華便だったので不安もあったのですが、搭乗してからすぐ、甲斐甲斐しいCAさんたちの様子を見て、不安は吹き飛びました。
ただ、私の東アジア顔を見て、ひたすら中国語で話しかけてこられたのは、少し堪えました😅
謎な中国語を唱えながらカートを引くCAさんは可愛かったです。(おそらく、通ります気をつけて!みたいなこと)

北京での乗り換えの際は、中国国際航空のビジネスラウンジを使用。
天心や麺などのビュッフェ、果物やジュースが豊富でした。天心は普通に美味しかったです。

定刻に日本・羽田空港着。
羽田は成田ほど空港も広くないので楽で助かります。自宅からも近くて🙆‍♀️

1日目

妹に車で迎えにきてもらい、自宅に着いて早々感じたのはあまりの狭さ。
普通の分譲集合住宅の3LDKなはずなんですが、天井は低いわ廊下は狭いわで記憶の中の自宅との差に戸惑ってしまいました。
それ以降もどこもかしこもで感じる窮屈さ。
まず、自宅の印象が、「住み慣れた我が家」というより「知らない他人の家」に近かったので、母国への帰国を喜ぶ気持ちより、母国のはずなのに感じてしまう違和感への戸惑いが遥かに強かったです。
空間への感じ方がドイツ規格になってしまったことを痛感した瞬間でした。

1日目は夜までだらけ、妹と宅トレをし、夜ご飯を食べ、父から中華製のヘルスウォッチを強奪し、眠りにつきました。

2日目

この日は平日でしたが、妹が有休をとってくれて、
二人でサンリオピューロランドに行きました。
私のアナザースカイと言っても過言ない多摩センターの地を踏むと、懐かしさが溢れてきて、ここでようやく日本に帰ってきたことを実感しました。
至る所にいるキティさんに挨拶をし、途中のミスタードーナツでポンデリングを買い、途中のファミマでファミチキを買いました。

ファミチキと入場待機列

入園するともうそこはパラダイス。
うっかりしていて行きの電車でメロディさんの耳を落としてしまったのですが、そのことがどうでも良くなるくらい楽しかったです。

まずキャラグリの列に並び、プリンくんとメロディさんとグリーディングする権利をゲット。

パパ活してるのか?というくらい歳の離れた地雷女とおじさんのカップルの数を数えながらアトラクションに並び、いつもの歌舞伎ショーや、ミラクルライトパレード、クリスマス限定パレードを楽しみました。

ミラクルパレードは、おそらく日体大あたりのガチの体操選手を起用してるんじゃないか、と思うくらいアクロバットの迫力がすごくて、大満足でした。

色々と話題だったけど、声は変わっていなかった

17時の閉園後は、前にある巨大ダイソーでキティグッズや食器などを買い漁り、

立川に移動して、ウィングスの前にあるおでん屋さんで父と合流。


おでん9種盛り

親のお金で食べまくりました。

3日目

昼から美容室を予約していて、時間に合わせて出たはずなのに、その後の予定で会う友人たちへのお土産を忘れて全力ダッシュ。
15分遅れでいつもの美容師に謝りながら入店。

半分くらい忘れられていましたが、相変わらず腕が良くカットは一瞬で終了。
可愛くしてもらいました。

その後はママになった友達に会いにいき、念願のおちびちゃんに挨拶できました。
赤ちゃんって何故か見てて飽きないですね。

ママになってどこか逞しくなった友をみて感慨深い気持ちで次のアポイントメントへ。

下北沢の個人経営の居酒屋を予約してもらっていたのですが、ここが最高でした。
八丈島産の食材を使った料理は、懐かしい日本の味だけど、どこか特別感があって、そしてとても美味しくて、日本酒なんかも飲んじゃったりして、話が弾みました。


日本酒飲み比べ、群馬産の日本酒の名前が、日本一遭難者の多い山であるというエピソードトークしか覚えていない

中学受験の塾から中高まで同じだったので、ほとんど15年来の付き合い。お互いが負けず嫌いの泣き虫であったことも知っている仲です。
「私にとってはあなたが幼馴染だよ」と言われた時、なんとなく込み上げてくるものがありました。

私が懸命に日本で生きてきた成果、育ててきたものはちゃんと残ってたんだな、ということ。
そして、やはりドイツで生活していくことへの不安も同時に感じました。
今また私はそういう「幼馴染」のような、基盤となる人間関係を築いていかなければならないんだな、と。

その後は再開発された下北沢の街を散策し、目に入った中華料理屋で締めのラーメン。

雪園のチャーシューメン

友人たちの成長を眩しく感じた濃い1日でした。

4日目

この日は私のオタク趣味を大公開している友達と渋谷へ。
カフェランチが食べたくて食べログで適当に予約したのですが、渋谷中心部なのに静かで落ち着いた店内でゆっくり過ごしました。

海鮮リゾット

CCさくらちゃんの豆皿とムルモのチャームをもらい、早速携帯につけました。

カフェの後はgu、そしてPARCOへ。

PARCOの中にあったはずのジュエティに行きたかったのですが、見つからず…。
ウィンドウショッピングで最新の流行をおさえました。

最後にCCさくらカフェの物販とジャンプショップ、ポケセン、プリキュアショップを一回りし、解散しようとなっていた18時ころ、渋谷の街は人人出でパンク寸前でした。

まず、JRの改札に辿り着くまでが人の波。スクランブルを越えた後、ハチ公広場の手前まで改札に入りたい人たちの群れでびっしりでした。

駅から遥か遠く、青の洞窟付近の人出

なんとか地下鉄の入り口までは辿り着いたのでそこで解散。

久々の渋谷の街はまた一段と人の量が増えていて、人口密度を感じました。
同時に、友人の導きで若者文化をアップデートしながら、充実したひとときでした。

さらにその後は、地元の幼馴染家族との飲み会。
両親たちももう若くはないんだなあという謎の責任感。

母は、「(妹は)他にいっぱいお母さんがいるみたいで楽しかったんじゃないかな。私は何もできないし」と一言。

そんなわけないだろ。母親はあなたしかいないんだからお願いだから責任を果たしてくれ。

歴史と居酒屋メシに腹を満たされた夜でした。

翌日は祖母宅へ向かうため再び羽田空港へ。
次回祖母宅編に続きます。

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