嵐の夜に
嵐の夜に私は一人ぼっち。しかも家は藁の家。藁の家は吹き飛ばされて私は雨風の中ひっそり身を寄せている。
別に怖くない。私は幾度の嵐の夜に襲われた。それを乗り切って生きてきた自信があるから全然平気。
嵐はやがて去っていく。怖いものなんてこの世に一つとあるものか。
私は嵐に耐えながらいやただ何も考えずに風に吹かれて目を閉じる。
今は夢だ。夢だから怖いのだ。
私は怖いものなんてなにもない。夢の世界の以外には
嵐の夜にただ一人。でも一人だから大丈夫。
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