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神戸市混声合唱団 合唱コンクール課題曲コンサート2024 を鑑賞して

 はじめまして、ポケモンブリーダーのユウリと申します。
 前々からnoteをやってみたいと思っていたのですが、はじめての投稿を『noteはじめました』にしたくないという謎のプライドがあったため、なにかネタになりそうなことはないか……とずっと探していました。
 今回、表題のコンサートに足を運ばせていただいた際のことを、いろいろ書けそうだなと感じたため、Twitter(現X)に書き込む代わりに、こちらで語らせていただきます。

合唱コンクール課題曲コンサート2024

第1ステージ

 第1ステージは、2024年度全日本合唱コンクール課題曲集からの抜粋でした。皆さんおなじみ、むらさきの合唱名曲シリーズNo.52です!

合唱名曲シリーズNo.52

 ラインナップは以下のとおり。

  • G3 七里浜(「二つの碑銘」から)/西田幾多郎 詩/團 伊玖磨 曲

  • G4 この船の行く先で(「月の世界へ」から)/村本晋也 詩曲

  • M3 秋の歌(「月下の一群 第1集」から)/Paul Verlaine 詩/堀口大學 訳詩/南弘明 曲

  • M4 陥星(「瞬間の輝き」から)/高見順 詩/松本望 曲

  • F3 ねむの花/壺田花子 詩/中田喜直 曲

  • F4 子守唄/立原道造 詩/三宅悠太 曲

 特にG3は、この短期間で詰め切ったとは思えないほど、情感豊かで優雅な演奏でした。ずっと相澤先生の指揮を見ていたのですが、うますぎてもはや参考にならなかったです、ハイ。指揮者の勉強を続けていく中で、私はいま基礎的な形に沿って振ることを重視しており、とりわけG3は7月のジョイントコンサート(後述)でも取り扱うため、毎日鏡の前でカウントしながら練習しているわけです。しかし彼は、私のぜんぜん思いもよらない動きをしてきました。なんだコレは!?こんなの私のデータにはないぞ!?!?
 ――印象に残ったことは、相澤先生がつねに指揮の腕を動かしつづけていたことです。このことは、所属団のアドバイザーの先生に教えていただいており、少し気にして見ていたのですが、やっぱりそうでした。当然ながら、波の動きがいきなり止まるようなことはありません。G3の観点だけで考えると、相澤先生の振り方は、ある種自然的なものなのかなあと感じました。
 (G4のBass「あまつかぜ~」の振り方は解釈一致で嬉しかった)

第2ステージ

 第2ステージは、2024年度NHK全国学校音楽コンクールの課題曲、そして神戸高等学校合唱部の単独ステージでした。ラインナップは以下のとおり。

  • かわっただけだよ ヘンじゃない/宮藤官九郎 詞/太田桜子 曲

  • 僕らはいきものだから/長屋晴子(緑黄色社会)詞曲/桜田直子 合唱編曲

  • 明日のノート/俵万智 詞/松下耕 曲

  • ぜんぶ/さくらももこ 詩/相澤直人 曲

  • 銀河鉄道999/奈良橋陽子・山川啓介 詞/タケカワユキヒデ 曲/神戸高等学校合唱部 編曲

 『明日のノート』は神戸市混声合唱団と神戸高等学校合唱部のコラボステージで迫力満点、曲のおもしろさが存分に引き出された演奏でした。ずっと思っていましたが、この曲振ってみたい!相澤先生も特に楽しそうでした。
 個人的にですが、今年の高校の部課題曲は、ある意味でNコンらしいと感じました。私は『次元』『ポジティブ太郎』『僕が僕を見ている』など、メロディのなかに緩急がついた年度のものが特に好きで、そういった曲は若い方が歌うと映えるし、印象にも残りやすいです。しかし、高校時代のNコン課題曲は『彼方のノック』と『無音が聴こえる』、その次の年も『鳥よ空へ』で、割としっとりとした曲調が続いていました。そんななかで『明日のノート』。私にとっては原点回帰のように思えて、この曲に青春を捧げられる現役の高校生が羨ましく感じました。とても良い曲だとおもいます。

第3ステージ

 第3ステージでは、團伊玖磨生誕100周年を記念して、混声合唱組曲『筑後川』(丸山豊 詩/團伊玖磨 曲)が歌われました。この組曲は、7月のジョイントコンサート(後述)の合ステ曲でもあるので、特にじっくり聞かせていただきました。
 やはり流石はプロ。声楽的なパワーが最大限引き出された、すばらしい演奏でした。この組曲は一人ひとりがしっかり響かせて、朗々と歌うことが大切なのだと考えています。昨年度の定期演奏会で披露した、混声合唱曲集『優しき歌』(立原道造 詩/小林秀雄 作曲)を歌う際に、指揮者からアドバイスいただいて、すごく納得・実感した記憶があります。『筑後川』は『優しき歌』と同じく、自分にとっては古典的(失礼にあたるかもしれない)な合唱曲なので、同じ法則が適応されるのではないか、と。実際に聞いてみて、やはりこういった声楽的な発声アプローチを行うことが、この組曲にはあっているのだと、改めて実感させられました。同時に、こんな風に歌えたら、すごくかっこいいだろうなとおもいました。
 (ちなみに、私の推し曲は『Ⅱダムにて』です!)

むすびに

 すごく、すごく良い演奏会でした。相澤先生が振る課題曲。コンサートの開催を知ったとき、私にとってこれ以上の組み合わせはないと思っていましたが、その上がりきった期待も余裕で上回ってきて、たいへん楽しませていただきました。わざわざ大阪から来てよかったです。
 他にも、初めてのはなまるうどんに行ったり、神戸市在住の友人がよく話題に出すBE KOBEのモニュメントを見に行ったりしました(夜はzoom会議が入っていたので、あまりゆっくりできなかったのは悔やまれるところ)。神戸の街並みは好みなので、演奏会関係なく、また訪れたいです。
 こんなかんじの、楽しい一日でした。YouTubeに動画があがったら、リンクを追加してより見やすくしたいとおもいます(できるのかしらんけど)。拙い文章ですが、読んでくださりありがとうございました。

冷かけうどん(中)

宣伝

JOINT CONCERT 2024  チラシ(表)
JOINT CONCERT 2024  チラシ(裏)

 というわけで、宣伝です。
 7/15(月祝)に開催する、JOINT CONCERT 2024~愛の川~に出演します👍️
 なんとなんと、2回生ながら指揮も任されました。
 責任重大ですが、精一杯がんばります。
 そして、前述のとおり、合ステ曲は『筑後川』!
 もちろん、入場無料です!!
 みんな、きてね!!!

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