傘のない 背徳の せかいで 清らかなものたちが 触れ合うすべもしらずに その 雨音だけを 聴いている
父のミライを 娘が 決定してゆく うすぼんやりとした 霧の中の瞳 本人のこころは どこにあるのか
ゆらゆらと ゆらめくもの 揺蕩うもの にじみだしてしまう あふれて 境界線の あいまいなもの 気がつくと 想っている 揺蕩 youtou なまえ かえました
ふいに ひそやかな空気で 落ち着いた会話 いつもとちがう空気が ここちよくって こころ ゆるして ゆるされている感じ これは 忘れられないこと ゆるぎないこと ひんやりとしたトーンの 薔薇色がスキ
ひと目会えた日の空 ケイタイのかけ方も受け方も ぜんぶ忘れてしまって それでも携帯を肌身離さずもっているという 父が わたしの名を呼んだ *わたしが記したがりなのは 記憶力がとぼしいからなのかもしれない たいせつなことをわすれたくない