ReN『LIFESAVER』

和製 "Ed Sheeran" だ。
アルバムを聴いての第一印象はそうだった。
メロディはもちろん、ファルセットを多用している歌唱スタイル、そしてアレンジ…
アレンジが似ていると感じるのはループステーションを使うスタイルのライブの動画を観たからだろう。
このアルバムを聴いて少し物足りなかった部分、それさえもEd Sheeranと同じものだった。
アルバムを通して、バラード曲が多くアガる曲が少ない、ということだ。
Ed Sheeranでいえば "Sing" や "Galway Girl"、ReNでいえば "Life Saver" のような曲がもっと欲しかった。
ReNはEd Sheeranを少なからず意識していたのだろうか?

このReNという最近知ったアーティスト、知るきっかけになったのはONE OK ROCKのツアーである。
自分が行き損なったツアーの福岡公演のオープニングアクトがこの人だった。
そしてtakaのinstagramで彼の曲が紹介された。

https://youtu.be/Rx2Vp7o71ik

この曲が気に入って、早速iTunesで購入した。
試しにこれまでの曲もYouTubeでチェックしたが、ロキノン系のフォークアーティストみたいな感じで、あまり惹かれなかった。
今のループステーションを使うスタイルは最近のものなのだろう。
とりあえずアルバムを買って聴いてみようと思い、Amazonで予約し、先日届いた。

アルバムを一通り聴いた感想がこのテキストの冒頭の一文である。
日本の音楽は、洋楽で数年前に話題になったスタイルが流行る。
数年前にEd Sheeranで話題になったスタイルが、日本のReNに受け継がれたのだろう。
ただ、Ed Sheeranそのままではない。
ボーカルラインには日本の歌謡曲的なメロディも聴かれる。
昭和のフォークを匂わせていた。
やはり、そこは父・長渕剛の影響か。
そういう要素もどんどん取り入れてくれたら、自分としてはもっとReNにのめり込んでいけそうな気がする。
それと、前述したように、もっとアップテンポな曲が欲しい。

日本ではまだ新しいループステーションを使用したスタイル、テレビで披露されればウケるだろう。
関ジャニの番組あたりで取り上げてくれないかな?笑
そして、まだまだこれからのアーティスト、もっとバラエティに富んだ楽曲を発表してくれるのを楽しみにしたい。

#音楽 #ReN #EdSheeran