見出し画像

タナカM19-PPCカスタム

では、最初の記事としてエアガンについて投稿したいと思う。

自分の好みはもっぱらリボルバーに偏っている感じだが、その中でも特に最近のお熱はPPCマッチカスタムという部類の物。

PPCとは、アメリカで行われていた警察官の競技射撃の一種。
プラクティカル・ピストル・コースなどと呼ばれるようだ。
リボルバーでの競技の為、PPC用にカスタムされたリボルバーを指す。

最近では余りPPCカスタム自体を見る事がない。
東京マルイのコルトパイソンのPPCカスタムがある程度で、今作られているPPCカスタムはそのくらいなのだろうか。
問題は競技に適合するガスガンでPPCカスタムがない所だ。
出来ればソースはガスで、タナカのM19くらいのサイズ感が良い。
M19自体は出ているがPPCカスタムなどは販売されていない、

では「無いなら作ってしまえ」というのが自分の癖なので、旋盤とフライス盤でアルミ材から加工をした。

ジャパニーズPPCという分野かもしれない。

まず目を引くのが太目のバレル。
こちらはとあるPPCカスタムを参考にしてフラットサイドにしてある。
次に大型のリブが付いたフロントサイト。
そしてアジャストできるリアサイト。
この3つの材料を揃えてみて、まずは試作をしてみた。

まずはアウターバレルだが、これは旋盤で丸棒を削る。
そしてフライス盤でフレームの接続部とサイドのフラット面を削った。
エジェクターロッドの部分もフライス盤で加工する。
この部分が丸棒のままだとエジェクターロッドが閉まらない。

次にアッパーリブと言えば良いのだろうか。
そちらもフライス盤で高さと幅、長さを出してフロントサイト、リアサイトの部分を加工する。
後はフロントサイトを削り終われば部品加工は終了となる。
最後に組み立てとすり合わせを行い、組み立つ事が分れば塗装して最終組み立てとなる。

フラットサイドが非常に目立つ。


さて、これで組み立ったが実射をしてみたないといけない。
内部カスタムは全く行っていないので、手に入れたそのままの状態に近い。
どの程度芯が出ているかは分からないのだ。

シューティングレンジをお借りしてサイトの調節と実射をする訳だが、グルーピングは随分と広くなっているようだ。
10mで209mmとかなり広い。


10mでこのグルーピングでは回転不良も起きていそうだ。


これではスチールチャレンジなどの鉄板競技には使えないのだ。
なので、次の課題はこのグルーピングの改善となる。

さらりと書き殴ったが、この試作としては成功をしたと思える。
次の目標は定まっているので、次の記事はそのグルーピングになるのかもしれない。
それとは別に、PPCカスタムではコルトパイソンも気になっているのでそちらの記事も書く予定がある。
もし続きが気になる方がいらっしゃれば、また覗いて頂けると大変嬉しく思う次第だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?