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【'23シティリーグS2 準優勝,12位】ドガスダイナ

はじめに

 はじめまして、ユウラシア(@YuRasia_SPL)と申します。
 今回シティリーグS2では自分が準優勝、1枚違いのリストを持っていった調整仲間のグリル(@sho_bunripoke)が12位をとることが出来たので備忘録として解説記事を残そうと思います。


普段は埼玉でポケモンカードをしつつ、葉月連合というチームでプレイしてます。

 今回はほとんどがエキスパンションマークDのポケモンで構成された、ドガスダイナ(ガラルマタドガス+ムゲンダイナVMAX)を使いました。デッキ解説記事を書くのは初めてなので読みづらいも部分あるかと思いますが、最後まで呼んでいただけると幸いです。

環境予想、デッキ選択理由

 自分はシティリーグS2(12/24時点)の環境は以下のように予想しました。おおむね上から多い順です。
tier1 ルギア
tier2 ミュウ、ロストバレット
tier3 ドガスダイナ、レジギガス、アルジュラ

 当時はスタジアムを削ったルギアが多く、ルギアに対して神殿がとても有効に働くことが分かっていたため、神殿を無理なく採用できるデッキを使おうと決めていました。そこでロスト基盤にも特性を止めて強く出れるドガスダイナに決めました。また、シティリーグの結果を見ていてミュウが増え始めていると感じたことも悪タイプのドガスダイナを使う理由の1つでした。


当日使用したデッキリスト

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 これを使いました。1枚違いを持っていった彼はハイド悪1基本悪8で出たそうです。この違いについては後ほど話します。

採用カード

◆ポケモン

・ムゲンダイナ 3-3
・ガラルマタドガス 4-3
・クロバット 4
・ヒスイオオニューラ 1
この辺は一般的なリストと同じです。初手ムゲンダイナよりドガースの方が嬉しいのでドガースの方が枚数が多いです。

・ガラルジグザグマ 2
HP70,130やHP220,280のポケモンが環境に多く、それらに対してかんしゃくヘッドでダメカンを乗せることでHPのラインをずらせるため採用しています。下図はかんしゃくヘッドを当てたいポケモンたちです。抜けがあったらすみません。その場合はご連絡ください、追記を検討します。

60はかがやくヒスイオオニューラ込みのバッドポイズン
30×〇はドレッドエンドのダメージ、270が最大
※HP90のポケモンは数が少ないため省略

 HP70のポケモンにはヒスイオオニューラ込みのバッドポイズンを当てたポケモンがすぐ逃げた場合、残りHPが10になります。
 HP130のポケモンが逃げずにそのまま番が返ってきた場合、残りHPが10になります。
 これらのポケモンにかんしゃくヘッドを当てることで相手の番の終わりのポケモンチェック、または自分の番で相手のポケモンを倒してサイドを取ることができます。
自分の番の終わりのポケモンチェックで倒してしまうと、相手のベンチにガラルマタドガスを倒せるポケモンがいた場合に攻撃されて倒されてしまいます。なのでHP10のポケモンには残りHP70の時ではなく、10の時にダメカンを乗せましょう。
 また、HP220,280のポケモンたちはかんしゃくヘッドを使ってムゲンダイナでワンパンできるラインにずらすことができます。おまけ程度ですが、あらかじめミュウVに10乗せておくと、崩れたスタジアムがあっても30×5×2+10で倒すことが出来ます。
 これらを応用してHP40n+10、HP60n+10、HP30n+10(nは0以上の整数)のポケモンをうまく倒しましょうb
 2枚採用しているのは、序盤のナイトアセットのためにベンチに無駄に置かざるを得ないことや、サイド落ちのケアのためです。積んだ分だけサイドを取れるチャンスが増えますが、枠の都合で2枚です。3枚にするくらいならこだわりベルトの方が強い気もします。

・ドラピオンV 1
採用すると対ミュウが楽になります。あまり警戒されてないのか、こちらの後攻1ターン目に相手のバトル場にミュウVがいることがあります。バトル場を逃がして後攻1ターン目からサイドを2取っちゃいましょう。対ミュウでの詳しい使い方は後ほど解説します。

◆グッズ


・ボール 4-4
 一般的なリストの枚数です。

・あなぬけのヒモ-いれかえ 2-1
 あなぬけのヒモの方が多いのは、相手のガラルマタドガスをかわすためと、バッドポイズンを受けてもいいポケモンを相手がバトル場に出してくるため、それをかわすためです。僕が出た時期はドガスダイナが増え始めていたのでミラーを意識していました。

・ダークパッチ 2
・ぐんぐんシェイク 2
・森の封印石 2

 1対戦で1回は使いたいグッズたちです。サイド落ちケアで2枚です。基本的にぐんぐんシェイクは先攻1ターン目、後攻1ターン目にドガースに使うのが強いですが、それ以外にもいくつか使い道があります。対ミュウで次の相手の番にムゲンダイナVが倒されそうで困る時はその前に使うと倒されなくなります。例えば自分の先攻1ターン目にムゲンダイナ1体しか並べられず、相手の後攻1ターン目にメロディアスエコーでムゲンダイナが倒されそうな時です。他には、既に相手のポケモンが毒状態になっていてバッドポイズンを打つ必要がないターンにベンチのムゲンダイナや2体目のガラルマタドガスを作れるとgoodです。特にロスト基盤などのあなぬけのヒモが多投されているデッキに対して2体目のガラルマタドガスを早く作ることは重要です。

・ビッグパラソル 1
 主な対策先はアメイジングイベルタルのアメイジングデス、ヤミラミのロストマイン、ガラルマタドガスのバッドポイズン、レジアイスのブリザードバインドです。特にアメイジングデスは対策しないとキツいので必要な1枚です。

◆サポート

・マリィ 4 博士の研究 2
マリィ+かがくへんかガス=最強!なので4枚です。ロスト基盤に対して相手の手札を減らしつづけると勝ちやすくなります。ガラルマタドガスの特性で止められる前にネオラントVの特性でサポートをあらかじめ持ってくる人もいるので、そこに打ちます。相手の手札が弱いか、強いかは相手の顔を見て雰囲気を掴みましょう。マリィ打たれたら困りそうな顔している時に打ちましょう。
 手札にサポートが無く、泣く泣く森の封印石でサポートを持ってくるときにマリィと博士の研究が選べた方が強いので博士の研究が入っています。HP280のポケモンを倒したいターンなど、マリィでは引く枚数が足りないターンがあるのも採用理由の一つです。
・ボスの指令 2 セレナ 1
ナイトアセットをたくさん使うため、セレナのドローがあんまり有効に使えないことが多く、この枚数にしました。相手のベンチポケモンを呼ぶ手段は3枚欲しいです。対非ルールデッキでボスの指令2枚がありがたい場面が多かったです。

◆スタジアム エネルギー

・シンオウ神殿3
ルギアが一番多いデッキで、ルギアに一番刺さるスタジアムがシンオウ神殿なのでシンオウ神殿を採用しました。スタジアムは多い方が頂への雪道や崩れたスタジアムを剥がせるため、多い方がいいです。枠の都合で3枚ですが3でいいと思います。
・ハイド悪 2 基本悪 7
 エネルギーを貼れなくて技が打てない、という事態になりやすいデッキなのであまり減らせません。多めくらいがいいですが枠との相談になります。
 ハイド悪エネルギーについては、シンオウ神殿が採用されているため、場合によってはただの無色エネルギーになってしまいます。また、ガラル鉱山を採用しているわけでもないので、たくさん採用したいカードではありません。シンオウ神殿で効果が消えてしまうのが嫌な場合は減らし、そうではない場合は2枚採用がおすすめです。2枚採用するメリットの1つとして、1ターン目にバトル場の逃げるエネが2のポケモン(ムゲンダイナとドラピオン)を逃がしてドガースをバトル場、ぐんぐんシェイクでガラルマタドガスに進化という動きが強く、これを目指すときにハイド悪が多いとこれが達成しやすくなるというのがあります。
一緒にドガスダイナを持って行った友人のグリルはこのハイド悪を1枚基本悪に変えて持って行きました。ぐんぐんシェイクを決めることか、純粋な悪エネを増やすかはおまかせします。

採用候補カード

 ここに無いカードがあればご連絡ください。追記します。

・クロバットVmax
 ベンチのクロバットが取られにくくなります。また、ワザのステルスポイズンもガラルマタドガスと相性がいいです。ですが、クロバットがワザを打つためのエネルギー、そしてワザを打った後にガラルマタドガス等が逃げるための手段を用意するのが簡単ではないのと、火力を出すためにクロバットをたくさん並べたりと、1体進化させても他のクロバットが残る時があるため、今回は不採用としました。
・ドラピオンVSTAR
VSTARパワーが協力です。ドラピオンVを採用する場合は採用を検討することになってくると思います。対ミュウ以外にベンチにとりあえず置いとくことがベンチ枠の都合上そんなに簡単ではないことと、森の封印石のスターアルケミーの方が強いと感じているため、不採用としました。
・ふつうのつりざお
あまりポケモンやエネルギーを戻したいと思わなかったので不採用としました。博士の研究で進化先を切らなきゃいけず、後半足りなくなることはあまりないです。
・こだわりベルト
ポケモンVを倒すときに役に立ちます。かんしゃくヘッドがなくても280に届くようになりますが、枠の都合で不採用としました。不採用の中で採用したいランキング1位か2位です。
・ツツジ
 ムゲンダイナVMAXから動かし始めた時に、相手のサイドが3から始まるので早めに打てて強い場面があります。特にルギアやレジギガス等の特殊エネルギー主体のデッキにはツツジ+シンオウ神殿でターンを稼ぐ動きが出来ます。後半の協力なドローソースにもなりますが、枠の都合で不採用としました。採用したいランキングはこれも1位か2位くらいです。
・ガラル鉱山
ガラルマタドガスと相性がいいです。ガラル鉱山を採用する場合はシンオウ神殿を0にしてガラル鉱山をたくさん入れましょう。今回はシンオウ神殿の方が強いと思っていたので不採用としました。
・追加のエネルギー
ワザが打てないターンを減らすことができるかもしれません。ムゲンダイナを使ってて、エネルギーがうまく貼れず負けたという試合はあります。これも採用したいランキング1位か2位です。(!?)
追加で採用するなら基本悪 > ハイド悪 = キャプチャー ≧ Vガードかなと思います。

環境デッキへの各対面の動き方

環境デッキへの動き方をざっくり解説します。これ以外にも正解や、間違っている部分もあるかもしれません。1度お試しあれ

※すべての対面で重要なこと

 相手のバトル場のポケモンが技が使える、かつ130以上のダメージが出る場合はガラルマタドガスで特性を止めてもあまり意味がありません(例外はあります)。なので、相手のポケモンがそろそろ攻撃してきそうだな。という時はムゲンダイナを育てましょう。
 また、ベンチ枠はムゲンダイナが進化しないと5までです。埋めすぎるとナイトアセットでムゲンダイナを進化させるためのカードを引かなくてはいけないのにクロバットが出せないという事態になります。
 僕は基本的に先攻を取って1ターン目ぐんぐんシェイクを狙っていましたが、後攻1ターン目かくせいでも強いためどちらを取ってもいいと思います。

◆ルギア

 序盤はガラルマタドガスで止めながら、VSTARパワーを封じます。相手の盤面にかがやくリザードンやムーランドVがいるならボスの指令で呼び出すのがいいでしょう。ルギアデッキの中で逃げエネが一番多いポケモンです。
 かんしゃくヘッドはルギアに乗せます。手札がいい時は思い切ってムゲンダイナVMAXを作り、ドレッドエンドでルギアをワンパンしに行きましょう。時には思い切りも必要です。この、ムゲンダイナで攻撃し始めるタイミングですが、シンオウ神殿が場に出ている状態で攻撃し始めましょう。ビッグパラソルも付いていると理想的です。ムゲンダイナでルギアを倒した後、相手は特性が使えるようになるためアメイジングデスでムゲンダイナがワンパンされてしまいます。気を付けましょう。こちらはサイド1-3-3か2-3-3を押し付けましょう。

◆ミュウ

 相手がターボエネのみのいわゆるターボ型の構築かフュージョンエネとメロエッタが入ったいわゆるカミツレ型の構築かで動き方が変わります。
 ターボ型の場合は、相手の場にミュウVMAXが出てくるまでドラピオンは動かさず、ドラピオンはサイドが3枚取れる状態で出し、サイド3-3を狙います。悪エネのついたムゲンダイナとドラピオンの両方が場に出ている状態でサイドが取れるのが理想的です。相手に頂への雪道がたくさん入っている可能性もあるため、シンオウ神殿を無駄に切らないこと、クロバットの使い方をよく考えながら戦いましょう。
 カミツレ型の場合は、後攻1ターン目、先攻2ターン目にドラピオンでサイド2枚取れる時はドラピオンで攻撃しましょう。先攻2ターンはムゲンダイナでもいいです。相手のバトル場がメロエッタの場合はガラルマタドガスかムゲンダイナでサイドを取りましょう。ドラピオンで取るのはコスパが悪いです。
 どちらの場合でも相手のテンポが速く、ダークパッチでのエネ加速が必要になることが多いです。ダークパッチのサイド落ちを確認してしっかり使えるようにしておきましょう。

◆ロストバレット

 基本的にマリィ連打しながらガラルマタドガスで止めましょう。あなぬけのヒモが多く採用されているため、ガラルマタドガスの2体目の準備を早めにしましょう。早めに準備するためにぐんぐんシェイクをうまく使いましょう。また、後半にむやみにドガースを並べるとロストマインで簡単にサイドを取られてしまうため、なるべく出さないのが良いです。相手が攻撃できそうな時はムゲンダイナを準備することは上の方でも言いましたが、それと似たようなところで相手のロストの枚数が7枚に近くなったらムゲンダイナを準備しましょう。アクロマの実験からロストの枚数を稼がれ、ミラージュゲートから逃げエネと攻撃するためのエネルギーを準備されてしまいます。ロストが4,5枚になったら注意しましょう。ロストスイーパーからも稼がれたりするので注意。
 後半はロストマインされたら困る時にビッグパラソルを付けたポケモンで戦います。困る時とは、ベンチに体力が少ないポケモンがいたり、ガラルジグザグマを絡めて複数枚取られそうな時です。相手の山札の残り枚数なども見ながら、カイオーガのアクアストームでサイドを大量に取られないように、マリィを打ちましょう。

◆レジギガス

 HP130のポケモンが多いため、ガラルジグザグマでうまくサイドを取りましょう。とにかくガラルジグザグマと神殿を大事に使うことが求められます。単純にムゲンダイナで攻撃し始めると弱点をつかれたりで負けてしまいます。レジアイスのブリザードバインドでムゲンダイナがワザを使えなくされることも想定されるため、ビッグパラソルはムゲンダイナに貼るのがいいです。クロバットを使えるタイミングが限られているため、頂への雪道が貼られていないターンにガンガン使いましょう。

◆ドガスダイナ

 先攻の場合はムゲンダイナを準備し、ガラルマタドガスがバトル場に来てもすぐ倒せるようにしましょう。後攻の場合はガラルマタドガスでムゲンダイナにダメカンを乗せ、こちらのムゲンダイナでワンパンを狙います。このマッチアップもムゲンダイナにビッグパラソルを付けると、毒を受けなくなりHPを確保できるため、ムゲンダイナに付けましょう。
 ガラルマタドガスがバトル場にいたりいなくなったりするので、ベンチのポケモンを5体以上に増やしている場合は気を付けましょう。数ターンたってからジャッジを呼んでも取り返しが付かない場合があります。

おわりに

 最後まで読んでいただきありがとうございました。初のnote投稿で拙い箇所もあるかと思いますが、少しでもみなさんのためになったなら幸いです。

 デッキをずっと一緒に考え、ほぼ同じデッキで出てくれたグリル(@sho_bunripoke)に感謝です。

 下に投げ銭部分にはこのデッキに簡単に勝つためのメタカードたちを少し簡単にですが書いておこうと思います。自分がドガスダイナを使ってて、相手のデッキにあれが入ってたら嫌だなとなるカードたちです。そんなに詳しく、また天才的なカードを書けるわけでもないので、ドガスダイナに負けたくなくて今すぐ対策を知りたいという方向けの、投げ銭のおまけ程度です。

 何かご質問、ご意見、ご感想や追記してほしい事項などありましたらユウラシア(@YuRasia_SPL)までお気軽にご連絡ください。

 それでは、また。


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