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憧れの人よ、永遠に憧れでいてくれ。


身体が奮い立たつ作品に出会ったことがある。わくわくする曲に出会ったことがある。手をとってくれた言葉がある。自分の中に何もなくなった時に、空っぽになってしまった時に、そんな作品たちを思い出すと、もうちょっと生きたいと思う。

お守りみたいだなぁと思う。

私の中で、胸が高鳴ったり、元気になったり、そんなお守りのような人がいたし、今でもいる。でも、人は変わる。私も変わる。お守りが変わってしまうと、私自身が何を大事にするかも変わってしまう。ぶれてしまう。また反対に、私が変わったら。作品も、人も、何もかもまた違ってみえるだろう。

憧れの人よ、永遠に憧れでいてくれ。そう願っても、結局人は変化するし、変化しないかもしれないし、わかりきれない。ただの私の押しつけでしかない。でもそれでも願う。憧れの人よ、永遠に憧れでいてくれ。憧れよ、永遠に憧れであれ。

今日もきっと私は、お守りのような作品を思い出し、お守りのような曲と言葉を口ずさみ、お守りのような人を思い出し、またお守りを増やし生きていく。

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