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だつりょく日記 よん 【ぼーっとする方法】

2023, 9, 13 wed

目に見えるもの


草食動物の目は、私たち人間や肉食動物と違って顔の側面についている。
正面にふたつの目をつけた私たちには、目に映るものが立体的に見えるようになっているけれど、のんびり草をはむこの動物たちには、この世界はどんな風に見えるのだろうと、よく考える。

それから、人間の眼球と比べて動物の眼球には色を感知するスポットの数だったか種類だったか…が少ないから、ものの色は違って見えるということも聞いたことがある。

そうすると、私にとっての世界と、彼ら動物たちにとっての世界は、その目には全く違う風に映っていて、人間と動物の思い描く世界の真理にはかなり差がありそうだ。
そう思うと、もしも人間の目に映るものを世界の正しさの指標にするならば、なんだかかなり脆そうな気がしてくる。




空間、って見たことありますか?

五感のうち、視覚にかなり依存している現代の私たちは、少し、視覚以外の感覚が鈍くなっているのでは無いかと思います。

忙しさや焦りや不安に心の大部分を侵食され、それに気づかないように日々、刺激的で面白いことを詰め込んで誤魔化していた頃の私は、ぼーっとすることができなくなっていました。
ぼーっとしようとしてみると、なんか考え事を始めてしまうんです。

ぼーっとする方法

それから積極的に休む努力をして、不安や苦しさから解放されたい一心で色々学んでみてようやく今年の夏、再びぼーっとすることができるようになったのですが、そうなって気づきました。

ぼーっとしてる時って何も見ていないけど、強いていうなら空間を見てる!

もっというと、空間を感じている

実際的なものを是とする時代のあり方だから、
大事なのは効果効率実利、無駄は排除!というやり方が知らずのうちにどうにも身に染み付いていたのかな〜って思います。
頑張りすぎてたんですねぇ。
でも、何事もバランスが大事で。
そしてそうやって力を入れて、目にうつる物質に注目するのが常になって、よくわからないけど外に出ると疲れてしまう…という人は多いだろうと思います。

物質を見すぎると、当然のことながら、情報過多で脳が疲れてしまうんですね。
だから、何もないところを見る練習をする
多分側から見るとバカみたいな光景なんですが、背に腹は変えられません。


絶不調の最中、私は、昼の家の外を歩くのがもうそれだけでしんどかった。
電車もスーパーも、ショッピングセンターも、
光や文字や人、人、人、モノ、人で、目が回るようで、人にぶつかったら悪いから気をつけないと…何か踏んだりつまづかないよう、必要な情報は見落とさないように…と意識しながら歩くと、もうだめでした 笑 脳みそヘトヘトですね。

けれどこの、何もないところ、空間を見ることを意識すると、人と人の間の空間に注目するわけなので、人の間をするする通ることができるし、
人の目も気にならなくなるんです。

これはとっても良いスキルな気がしています…。

そういえば車の運転も、行きたい方向を見ろって習いましたね、、!
近くを見たり、モノを見るとそれに寄って行ってしまうからって。
そういうものなんですねぇ。


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