はじめに
皆さんは、初めて参加した大会を覚えているだろうか?
僕は覚えている。近所の店舗大会に出たのがすべての始まりだった。
実際ルールなんてうろ覚えだった。
スタックルールすら怪しい初心者だったに違いない。
その結果、試合には勝てずに大負けした。
初めての大会は、清々しくて、甘苦くて。
それから、対戦してくれた皆に勝ちたくなって、夢中になっていった。
僕の青春は、レガシーと共にあった。
一緒にプレイした尊敬すべき皆に、この世界の楽しさを教えられてから。
僕はまだ、その魔法に魅せられたままでいる。
参加した大会全てに大切な思い出がある。
でも、決して楽しい思い出だけではなかった。
ルールがわからないなら、練習しなきゃね。
そういう態度をされたこともあったし、自分にとって痛いことも言われた。
そういった事が起きた際に、MTGは自分と向き合うチャンスをくれた。
様々な機会が重なって生まれた1つの可能性。それが白猫杯だと思う。
近年のフォーマット改定で、そんな世界が少しずつ消えていくのではないか?
誰しも感じた杞憂。僕もそう感じていたのも事実だ。
でも、先人が切り開いてきた世界は、僕たちが見てきた以上に壮大だった。
嬉しいことにレガシーの人気は衰えていない。
これから新しくレガシーを始めるプレイヤーも、若い人達の中に多くいると聞いた。
この火が、新しい情熱や、素敵な思い出を生むことを僕たちは夢見ている。
白猫会報-編集デスクより-
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