好きな歌詞、やばい(1)

あいまいでいいよ - 羊文学

あいまいでいいよ

本当のことは後回しで

忘れちゃおうよ

夢のようだ

多分、恋愛の歌詞なんでしょうが、私は人生の無意味さに気づいて無力感に苛まれていた時、これを聴いたらとっても救われた歌詞です。
どんなに悩んでもこんな世界「夢」みたいなもんだ、っていう諦めというよりむしろめちゃくちゃ真理をついた歌詞で、ま、テキトーに生きて楽しんで死のうっていうマインドになれました。——最高すぎるかも。


口の花火 - 長谷川白紙

蜘蛛の硬さが訝しくてわたしは巣を食べるんです

口の花火があなたたちを露光, がおはようです

99%意味がわからない。でもそれが良い。
口や喉の《身体》つまりとても根元的で見失いがちな人生の一部を、あえて独自の解釈と表現で闇に隠す(結果的にそうなっているだけかも知れないが)ことで、あるいは残りの1%からの各々の解釈により、その神秘性や永遠性を主張することができると思う。——やってること神みたいだよ。


想像上のスピード - Kabanagu

かなしみに浸らないように
ぶら下がっているだけ
想像上のスピード
まだ何か言いたいね
上手く話せるときに限って一人
できるだけ鋭い目で何も見ない

もうこれがほぼ全部の歌詞なんですけどね。
現実について考えたらめっちゃネガになるので、ある程度のところでぶら下がってみて「まだ何か言いたい」くらいで留める。でもそこでバカになるんじゃなくて感性はあくまで"できるだけ鋭く"、でも何も見ないくらいで丁度よく生きれる。で、そのスピード感を想像しているみたいな。
「できるだけ鋭い目で何も見ない」って歌詞、考えすぎてしまう私からするとめちゃくちゃ大事なことだと思う。
きっとこの解釈も本人の意図からすれば間違ってるかも知れないけど、これもできるだけ鋭い目で何も見ないの精神なのかも知れないな!!——無敵か?


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