生きる、のこと。

今日37歳になった。

37歳初日はベッドの中でひたすら眠っている。そんなはじまりで、だせえなあ、と思うのだけど仕方ない。風邪なので。「もしやこれは、36歳のうちにデトックスしちゃいなさいっていう、なんかスピリチュアル的なアレでは……？」と（全く信じてない）引き寄せ、みたいなことも一瞬頭をよぎったけど、別にそんなこたなかった。普通に風邪だった。わたしは体が弱い。

わりと大きな病気を経験したせいか、「生きてるだけで丸儲け」信者なんだけど、これってめちゃくちゃ死にたい人に対する有効打にはならんよなあ、とも思う。でも、生きてるってそんなに辛いことかなあ。死ぬより辛いことなんてあるかなあ、あるんだろうなあ、わたしが知らないだけで。わたしは絶対死にたくないって思ったよ、23歳のとき。

あれからもう14年も経つのか。

いろんな人からおめでとうのメールが届く。わたしと2日違いで生まれた、まだ3歳のかわいこちゃんがハッピーバースデーの歌を一生懸命歌った動画が送られてきて、愛おしすぎて、ね、だから生きてるって最高やん！なんです。14年前にわたしがこの世からいなくなってたら、かわいこちゃんどころかその母ちゃんにも出会えてない。朝、枕元にサプライズプレゼントを置いてったサンタクロースのような夫に出会うこともなかったし、ちょっと待って、あの頃のわたしってばお酒も飲めなかったんだから！！

ああ、おそろし。お酒飲めるようになる前に死ななくてよかった。まあだから、何が言いたいかっていうと、早く風邪治して乾杯したいよねってことです。あなたや、あなたや、あなたと。

（足はすっかり良くなってるし）全速力で生きる、37歳、のこと。