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〜おすすめアニメベスト3〜

おすすめアニメベスト3

①On Your  Mark
②ぼくらの
③魔法騎士レイアース

私が思うオススメベスト3を出してみました。
こういったランキングでまず上位にくるのはあえて外しています。どこもかしこも似通ったランキングが多いから、あえて個人色強めのランキングです!

何故この3作品なのか?
という事を説明させていただきます。

①On Your Mark
この作品を聞いて、初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか?
もし知っていたら相当なアニメマニア、もしくはジブリマニアだと思います。

え?そうなんですこの作品ジブリ作品なんです。
それでもピンと来ないでしょう。ジブリ作品の中でも超異例中の異例の作品で、異色なんです。

まずこの作品は7分もない短編であり、さらにいうとセリフもありません。
しかもチャゲアンドアスカのライブ中で歌うOn Your Markの後ろで流す映像作品なんです。

チャゲアンドアスカからそういった仕事の依頼があったそうで、気分転換にいいのではないか?
と考えられて仕事を受けたそうなんです。
それで出来たOn Your Markがこれまたかなりの傑作なんです。

ジブリ好きの人でも宮崎駿の最高傑作はOn Your Markだという人も結構いるようなのです。

このアニメを勧める理由は色々とあります。
第一に、短いのに圧倒的な内容とクオリティーだという事。

テレビだと30分×12話。映画でも2時間位は観る為に必要でしょう。
しかしこれはたったの7分です!
でも2時間の映画に引けを取りませんし、結局は何回も観て2時間以上は余裕で超えてしまうと思います。

それでもこのアニメを全てを理解する事は出来ません。
宮崎駿も理解してほしいという感じでは創ってないのかもしれませんが。

第二に、7分に詰め込めるだけ詰め込んだ思想や哲学が見れる。
その当時、宮崎駿が感じでいたりした思想や哲学みたいなものをゴリゴリに詰め込んだ私小説が面白いし、そういった視点で観なくてもそもそも面白いのが凄い。

バランス感覚が凄いというか。深く考えなくても観れる作品になってるのにも関わらず、深く見るとまた違う解釈が出来たり出てきたり、この辺のバランス感覚が絶妙だなといつも思ってしまいます。

だからこそ、何度でも観れるし何度も観てしまう。

第三、感動!!

この作品は感動します。感動と聞くと泣けるの?
と思ってしまう人もいるかもしれませんが、そうではなく字の如く、感じてい心が動くという事です。

私がこの作品を初めて観た時、凄すぎて腰抜かしそうでした。
7分でこれだけの作品創ってる人が、2時間とかのアニメ映画創ったらそりゃあ時代創るよな!
と思いました。

仮に皆さんの中にこの作品を観て、クソつまんねぇ〜と思う人もいるでしょう。それもまたこの作品の映像の中で説明しているのです。
説明してる?どういう事か?


私はこのアニメを観て凄い素晴らしいと思ったけど、そう思わない人もどんな作品でも存在します。
それは当たり前の事で、どの意見も全てが正しく、全て間違っていて、全てが正解です!とOn Your Mark作品は映像で説明しています。

セリフがなくてもここまで表現できるのか?と思いました。

このOn Your Markは語ると、とんでもない長さになってしまうので、この辺でやめておきますが、機会があれば是非一度観てほしい作品です。

②ぼくらの

鬱アニメで一位によく輝く作品です。
私としては鬱アニメとは思わなかったですが、確かに暗い話で、現代の感覚で言ったら相当ヘビーだし、今だったら多分作れないし流せない内容だと思います。

子供達が地球に侵略してくる謎のロボットを、ロボットで戦い地球を守っていくというストーリーです。簡単に言えば……

しかし、という事であらゆる事が子供達の身に巻き起こっていき、あらゆる事が判明していき、何故戦うのか?何故ぼくらが?
という問題に直面していきながら、それぞれの戦う意義と正義で戦う話になります。

何が面白いのか?
普通は子供がロボットに乗って地球を守るなんてストーリーは、どちらかというとハッピーというかカッコいいというか、そういう色が強くなることが多いと思います。(ガンダムは例外)
スーパーヒーロー的な意味で明るい感じになりやすい!

でもぼくらのは、かなり泥臭いというか綺麗ではないんですよね。
だからいいんですけど……

鬱アニメって聞くと、よく名前が上がってくるのが魔法少女まどかマギカというアニメがありますが、まどマギってぼくらのを参考にしたんじゃないかな?と思うような場面があったりします。

まどマギの方がかなり表現とか柔らかいから観れる作品ですけど、ぼくらの方はもっと人間の奥底を覗いていくような事が多いので、気持ち悪くなってしまう人もいるのかもしれないな?と思いますが、

作品を観ていくにあたって、自分自身という人間を考えさせれられるような事も多く、私は好きな作品です!

暗い話が好きな人は是非観てほしいなと思います。

③魔法騎士レイアース

ここへ来て一気に毛色が変わる作品を紹介したいと思います。
まずベスト3に一つは女の子向け作品を入れたかったのもあります。

私個人としては、CLAMP作品の最高傑作だと思っています。
CLAMP作品というと有名どころで言うと
・カードキャプターさくら
・ツバサ・クロニクル
・HOLIC

出てくるのはこのあたりかなと思いますが、魔法騎士レイアース程ではないと私個人は思っています。
CLAMPがまだ若く、尖りまくってた頃に出した作品だと思っていて、だから面白いと感じています。

上記2つのような深いテーマがあるとかではありません。でもこのアニメに関してはCLAMP自身が相当気合い入れて創ったのではないか?
と思ってしまうのです。

私個人の解釈ですがCLAMPは多分、邪道な作品で当時大人気だったセーラームーンを超えたかったのではないか?と思うのです。

そもそも魔法騎士レイアースというアニメ、というよりその前の漫画ですが、冷静に考えると結構ありえないんです。
ありえないというのは、よく少女マンガ雑誌で人気出たな!
という所から出発しています。

何故かというと……
皆さんは少女マンガというと、どんな漫画を想像するでしょうか?
私が想像する作品としては、
・フルーツバスケット
・NANA
・君に届け

王道でいうとこのあたりが出てきます。詳しくないので、深くまでは分かりませんがまあ伝わりやすいのはこのあたり。
人間関係とか恋愛とか、少女漫画って人間に焦点を当てた作品が多いといいますか、そんな印象があります。

そんな中、魔法騎士レイアースって超異色な設定なんです。
・中学二年生3人が異世界に飛ばされる
・伝説の魔法騎士で、この世界を救って欲しいと頼まれる
・剣と魔法がある世界で伝説の武器と魔神を手に入れる旅に出る
・魔神はロボットでロボットまで出てくる

今では割と普通だと思うかもしれませんが、この設定の冒険物でさらにロボットまで出てくる漫画を「なかよし」で連載して人気出たのが凄い!
どう考えても、少年漫画の設定だし!

だからこそ当時、魔法騎士レイアースがアニメ開始された時、男の子も平気で見れるアニメだったそう。
人気のアーティストでもないのに主題歌もバカ売れしました。

CLAMPはなんでこんな作品を創ったのか?
あくまで私個人の解釈ですが、CLAMPはそもそも今で言う腐女子の集まりの同人誌サークルだったそうです。
そこから4人だけで商業デビューしたユニットだったそうです。

今では腐女子向けの作品ってありますが、当時はそんなものはありません。当時の腐女子はどんな作品で腐っていたのか?
その多くは初代ガンダムなんだそうです。もうちょい前だと巨人の星なんだそうですよ。

多分CLAMPも例外なくガンダムで腐ったんだと思うんです。
相当ガンダム好きだったのではないか?と思わせる描写もあるのです。

そして、予想でしかありませんが、女の子だってロボット好きだし!
剣とか魔法の冒険とか好きだし!男の子だけのものじゃないし!
的なテンションの元、レイアースを創ったのはないか?
と思うんです。

ただ、腐女子要素的なものが入っていたり、少女漫画向けの要素もしっかり入っているので「なかよし」でも受け入れられたのだと思うんです。
今で言うショタ要素だったりツンデレ要素だったり、恋愛模様なども地味にしっかり入っています。

人気は凄まじく、ゲームとかにもなってる程でした。
その勢いのまま、打倒セーラームーンさえ狙っていたのではないだろうか?
と思うほど気合が入っていたアニメなのです。

当時の技量の最高傑作で、今でも語り継がれる伝説のOPが存在します。
アニメレイアース2の後半の後半で流れるOP
「光と影を抱きしめたまま」

というOPがあるのですが、今見ても相当クオリティーが高い。
死人が出るとまで言われた大仕事で、たった1分30秒のOPにセル画6000枚が使われたといいます。

当時の30分のアニメで使われるセル画が2000〜2500枚程だったそうなので、それだけでこのOPがいかに異常が分かると思います。
このOPを見るだけでも正直価値があります。

CLAMPが相当気合い入っていたというのが感じるられる作品で、その気合の入り具合を感じるだけでも価値があると私個人は思っています。

レイアースとレイアース2と続く長い作品なので、時間に余裕があり、気になれば観てみる価値があると思います。


皆さんがベスト3を出すのであれば、どんなベスト3になりますか?


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