神も仏も そのに

交差点で停車中に追突されました。

交差点から近くの集合住宅の駐車場へ場面転換。

相手の行動を促して警察に電話させた後。
私はその場にしゃがみ込み
「車、まだ1ヶ月たっていないのに」

とにかくそうつぶやく、数回つぶやく。

何を隠そう私の車は新車なのである。
3ヶ月弱待って納車されてからまだ1ヶ月たっていない。
お気に入りの、相棒。
地方住まいなのでね、車がないと好きなときに好きなところへ行けなかったりするので。
一部反対もあったが、強い意志で手に入れた新車なので。

事故に遭ったことよりも、車が壊れた(外傷のみだと信じる)ことが自分にとって認めたくないことだった。

でも事故に遭ってしまったからには、もう観念してさっさとやるべきことをして保険屋さんにお任せする・・・。
と思ってからの、事故相手の「保険切れてるんです」の言葉。
とにかくこの後何がどうなるのかが全く予想もつかない発言。

思わず聞き返しましたよ?
「保険切れてるの?入ってないの?」と。
そうしたら「入ってません」と。
だよな、保険料高いもんな、と半ば納得しつつ不安は増すばかり。

その間に私のディーラーに電話。
ディーラーに「一応事故があったことは保険屋に連絡して」と言われたので電話する。

空気が薄い(気がする)

警察が来る。
いろいろ聞かれて写真など撮られる。
つらい私。というか私の新車。

だけれども、オロオロと動き回って質問に答えている私を見て警官はいう
「たいしたことなさそうですね」と。

たいしたことあるよ、私の新車が(心の叫び)

そのあと警官はいらぬ説明ばかりをして。
「任意保険に入ってなくても罰せられることはないので」
「警察は民事には介入できないので」
「後で人身事故にしたいと思ったら・・・・」
その情報誰得なの?

まあ、物損事故の事故証明のための現場検証なんてさっぱりしたものだという経験はあるので(あるんです)、なんとなく流される。
事故の当事者なのでもちろんパニクっており、興奮冷めやらぬ状態なので勢いで流される。

とりあえず、今回の警官は高圧的ではないなという印象と、説明雑だなという印象のまま、流されて。

「私の新車が」
「まだ一ヶ月たってないのに」
「とにかく修理費を払ってもらえれば」
つぶやきながら解散。

相手の免許証の写真と携帯番号はちゃんと入手して。

私は途方に暮れて、そのままディーラーへむかったのでした。

そのさんへ続く・・・とおもう。


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