日々、よく生きる
ご無沙汰してしまいました。4月から新しい環境になり、慣れないことや緊張も多く、書く機会を逃し続けていました。習慣とはおそろしく、身につけるのに時間がかかっても失うのは簡単なんですね。思いは毎日わいているのですが、ちょっと遠ざかると、また書き始めるのが億劫になる。
さて、会社が変わってから、始業時間が前の会社よりも15分だけ遅くなった。
朝の15分を侮るなかれ。前と同じ時間に起きて同じ時間に家を出ても、会社についてから30分ほど余裕がある。ちなみに通勤時間はそんなに変わらない。
余裕があると、こんなに気持ちが楽なんだと思い、早起きが楽しくなった。
前は起きてから30分ほどで家を出ていたけれど、今は1時間くらいかける。
着替えなどの準備の時間はたいして変わっていないけれど、朝、家で紅茶を飲む時間が増えた。そして洗濯やお風呂を洗うなどの、ちょっとした家事をひとつ、朝の時間にやるようになった。
朝、家事をやるのはなんだか気分が良い。自分がすごくしっかりした人なような気分になる。
最近は夜帰ってきて遅くにやるよりも、もう寝てしまって朝早くやったほうがいいと感じている。
どうせやらなきゃいけないことなら、気分よく、ギリギリでないときに、やっておきたいと思う。
例えばお風呂を洗うこと。朝やっておいて夜遅く帰ってきたとき、お湯を張るだけで湯船につかれると思うと、助かったーって思う。
そんな風に、惰性でやっていたことやなんとなくやっていたやり方を、自分が本当に心地よいやり方に変えていきたいなと思っている。
もうひとつ、テレビを意味もなくつけるのをやめた。特に夜の寝る前。
お風呂を出たら、なるべく部屋を暗くして、眠くなりやすいようにしている。
これもとても調子が良い。もらいものやらでなぜか家にあるキャンドルを、ここぞとばかりに使う。揺れる火をみていると落ち着くのは、不思議だ。
自分が好きなこと、自分が喜ぶことをちゃんと選ぼう。自分の感覚を大事にしようとしみじみ思う。
それがわたしにとってのよく生きること。
わたしが作っている本でも、読んだ人が読む前よりももっと自分の人生を愛せるように、楽しめるように、プラスの方向をみられるようになることを、いつも心から願っている。
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