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挑戦し失敗した尊敬する上司。

どうも、ゆうぴよです。
今回は僕が就職して、
初めての現場で会った尊敬する上司の話。

ゆうぴよは、頭の回転が遅く理解するまで時間がかかります。
いわゆる仕事の覚えが悪い新人でした。

そんな僕に何度も優しく教えてくれる上司がいて、
僕はいつもその上司に助けられてました。

ある日、上司が仕事でミスをしてしまいクライアント先から怒れていた。
ただ、その失敗も業務の効率を上げるためのもので言わば
「挑戦している上司の姿」だ。

すごくかっこよかった。憧れたし、尊敬もした。
挑戦している上司は、すごく楽しそうに仕事をしていて
それを見てて僕も楽しかったし、
僕も混ざって一緒に挑戦していきたかった。
だから僕も頭が悪かろうが頑張って仕事をした。

でも、そんな現実はうまくいかないもんです。
ある日、尊敬する上司がもう一度失敗したものを、リベンジとして
また挑戦していました。
しかし、また同じ失敗をしてしまいクライアント先からはかなり怒られ
ただやらかした出来事として被害が大きく、
その日から先輩は少しおかしかった。

焦りというか常にイライラしていて、少々他の上司にも仕事でぶつかることもありました。

喧嘩している上司を見たクライアント先は、危ないと認識したのだろう。
職場から退場させる考えもあると話していた。

僕は尊敬する上司を退場させたくはなかった。
だから、クライアント先の方がタバコ休憩にいったら
僕もついていき、クライアント先と話してどうしたら退場させずに
出来るかを聞いたり、何もできない僕なりに頑張って動いた。

だがある日、上司と仕事での話で少し口論になってしまった。
それを見たクライアント先が後日、上司に退場を命じた。

今思うと、馬鹿だった。もっとうまく立ち回って上司の信用回復など
色々できたはずなのに、僕がそのきっかけを作ってしまった。
自分の無能さを考えずに行動してしまったことを心底呪った。

その日から上司とうまく話せず、
ただ淡々と引き継ぎ業務を行う日々が続いた。

退場する前日、職場からの帰り道でその上司と話ができた。
上司「ゆうぴよ君、君は僕みたいになるんじゃないよ。
   同じ失敗をしてしまった、僕が悪いし、
   君に対しても怒鳴ってしまった。」
僕 「いや、先輩をサポートできずに頼ってばっかだった
   僕も悪いです。」
上司「まぁ、僕のことを気にせず、頑張ってくれ。
   今は君の方がクライアント先から信頼されてるし。
   ゆうぴよ君なら大丈夫だよ。」

そう言って、駅で別れた上司の背中は大きくて小さかった。
退場当日、少し明るくなっている先輩は
「ありがとうございました」と言って職場を後にしました。

退場する前日に先輩と話したことは、
これから先忘れないほど鮮明に残っていて
やっぱり、挑戦する上司の姿は今でもかっこいいです。
「挑戦」という言葉はとてもかっこよく聞こえるし、よく見えるけど
必ずしもうまくいくものでもなく、時にはもっと悪い状態になる時もある。

だけど、挑戦した者は誰かの記憶に深く刻まれて、それが支えにも勇気にもなる。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
うまくまとめれずに読みにくかったかもしれませんが、少しでも
伝わってくれたら幸いです。

〜次回〜
ゆうぴよ、チームリーダーになる。


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