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名作くんポストスクリプト～青春編

yunumata

「あはれ！名作くんイベント’20」おもろかったすね〜〜！！ 名作くんを知らない人にはついていけない話題で恐縮ですが、闇のゲームと中西さんのゲームの融合（特に夜の部）は特に悪魔的でした。登壇キャスト、おおむね命を失ってしまった。※イベントはキャプチャOK、SNS投稿OKでした。

でも個人的に一番よかったのはここですね。

さて、沼田友のウェブサイト（https://yunumata.com/ ）で不定期に掲載していた、「あはれ！名作くん」参加回（共同脚本回）のポストスクリプトを今回からnoteに移行して書いてゆきます。監督の新海さん、台本チームの廣川さんもそれぞれnoteでポストスクリプトを書いていらっしゃるので、そちらもぜひ併せてご拝読ください。

監督の新海さん：https://note.com/taketoshinkai
メインライターの廣川さん：https://note.com/hirokawa0415


第１６３話「スタンドバイ…誰？」

「ナレーションをめっちゃ使う」という新海さんのアイデアを一緒に転がさせていただいた回。完成版の原作リスペクトっぷり（特に音楽と雰囲気！）には笑いを通り越して感動しました。すごかった。青臭い冒険をしている少年たちの後ろをずーっと眺めてて勝手にナレーションつけてくるレンタルビデオ屋のオヤジ、という闇の設定、実に味わい深いです。ステーションバー怪人っぽいよな。生の映画を観ているようなモンだよ……。

個人的にですが勝手に意識している今年の名作くんのテーマが「青春」なので、過ぎ去っていってしまう５人（６人）だけの時間とか、そんなワッ！という盛り上がりを大事にしながら色々お手伝いできたらと思っています。

第１６９話「銀行員 松田名作」

ドラマ『半沢直樹』の放送真っ最中に公開される予定でしたが、コロナのせいでパロディ元のこちらがタイミングを追い越してしまった回。原作を先にリサーチして、「1500億」とか「IT企業」（あいてー企業←愛おしい...）とか、2020年版のネタをシナリオにも組み込みました。めっちゃ中車さんを降臨させてる小野賢章さんの演技がすばらしいです。だいたい小野さんならなんとかしてくれる、気がする。

第１７０話「竜宮少年探偵団」

「わかりやすく、さりげなく、効果的な」伏線を張る、という、新海さん提示の高いハードルをこえるべく、ギャグ考えるのとはぜんぜん違う脳の部分を使いまくった回。右利き、左利き、は、絵にしてもわかりやすいしシャー田一初登場回のギャグを逆手にとれたのでお気に入りです（しかも先にスクショが出ちゃったのにバレなかったのは、やったぜ！ でした）。でも、シャー田一の推理が冴えちゃう、というのは果たしてファンの方に受け入れてもらえるか、自分の手を離れてからすごい心配になって放送まで胃がキリキリしてました……（そこを決めるのはもちろん自分ではありませんが！）。

第１７５話「はだかのノキオ様」

台本チームの間で共有されてる「（ネタにする）名作リスト一覧」というのがあって、そこに長らく「裸の部分をどうするか？」の※が書かれたままペンディングされてた『裸の王様』に取り組んでみた回。163、169、170と、ちょっと変化球回に参加しすぎてしまったかな、とも思ったりしてたので、王道の寓話に共に取り組ませていただくことができて良かったです。自分が確認した最後のバージョンでは「乳首もぜ～んぜん見えないよ！」ってセリフが残ってたけどさすがに消えてましたね。でもアニメ本編は乳首までくっきりまんねん！！

9月になって、またそろそろ名作くんの新作も再開するかと思います。（ぜったいに言えないけど）個人的にすごく楽しみな回もあったりして、まだまだワクワクです。引き続き、どうぞよろしくお願い致します。



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