Ord4の沼にはまる

あちこちから聞こえていた、"Ord4の沼"に私もはまってしまいました…
きっとOrd4で躓く方が多いと思うのでどなたかの参考になればとnoteに書き残しておきたいと思います。

DATA Platformに関するOrd4の問題。
会社ではTableau Serverを利用するのは作ったVizをパブリッシュするぐらいで、いろんな機能はほぼ使ったことがなく、しかもシステム周りのことは疎くて全然わからない…
現状私の会社ではDATA Platformがほとんどない(Serverはあるけどデータはない)に等しい状態で、ネットで過去のApprenticeの方たちの足跡を辿りながらヒントを得て回答していました。
しかし何回やってもクリアできず、、、(過去のApprenticeの方の記事の中にはトラップがあるので注意しましょう 笑)

そんなときに、先日初めて参加した中部TUGで知り合ったほーりーさん(弊社とは大変縁のある会社にお勤めされている!)からお誘いを受けて、Ord4のディスカッションに参加させていただきました。
※余談ですが、ほーりーさんが先日Prepユーザー会で登壇された「Prepの集計機能について」の発表がとてもわかりやすくて感動したのでまだ見ていない方はぜひご覧ください→

土曜の夜、緊張しながら初めてのディスカッションに参加しました。設問の頭から順に、この設問についてはこういう理由でこう思う、とか、ここで悩んでいる、というように直接的な答えの明言はできるだけ避けながらお話をしていきました。
Ord4をクリアしていないのは私だけだったので、この選択肢で迷っているというところを中心的に拾っていただけて、ずっとひとり悶々としていたことについて師匠たちから考え方を聞くことができたり、ほかの方の意見を聞くことができてとてもありがたかったです。
私が迷っているところでほかの方も同じく迷われていたり。私はそんなに深く考えなかったなあと思うところで、悩まれてる方がいたというお話を聞いたり。まあ当然といえば当然なんですが、人によって置かれた環境が違うので感じ方や考え方もさまざまに違ってくるのがOrd4なのでしょうね。。。ここはやはり一人で考えていると、沼からなかなか抜けられなくなってしまうのかもしれません。ほかの方の意見を聞いて、新しい知見を得ることによってだんだん設問に対してモヤモヤしていた部分が晴れていきました。
ディスカッションの後すぐ、再度回答して無事クリアすることができました!!蓋を開けてみれば、初回に回答したものが一番惜しかったという結果に…。何度回答してもクリアできなくてどんどん考えが拗れていってしまってたようです。

Ord4の沼にはまって困っている方におすすめしたいのは
・過去の回答をいったん忘れて、まっさらな気持ちでもう一度考えてみる
・ほかの方とのディスカッションに参加してみる
この2つです。特にディスカッションは自分の考えに縛られない新たな知見が得られるのでとても為になります。

私はこのOrd4、なかなかクリアできなかったことによってDATA Platformについて深く思考を巡らせることになったので、結果的にはよかったのかなと思っています。

一方で、弊社(製造メーカー)において考えてみると、まだまだ「データ原始時代」が続いていて、データが水のようなインフラとなりプラットフォームとなる「データ文明時代」はやってくるのだろうかと遠い目になりました…
私は1Tableauユーザーであって、プラットフォームをつくる役割にあるのは情シス部門。プラットフォームをつくることに関しては非力なただの1ユーザーではありますが、まだまだ社内で市民権を得ていないTableauの素晴らしさやTableauによってデータドリブンを強力に推進できることなどを伝えることでプラットフォームの必要性を訴えていけるといいなと思います。

最後に、Ord4で私が最後まで迷っていた設問について、ディスカッションでの収穫を書き残しておきます。

Q2. Tableau Server/Onlineを使わず、twbxでレポートを共有したときの問題点は?
・セルフサービスで分析することができない
・インタラクティブな操作でデータを深堀することができない
この2つはすごく迷いました。twbxということはデータが含まれているファイル。このファイルを見ると想定されるのはTableauDesktopかTableauReader?Readerで見る場合は限られたデータで、作成されたダッシュボードなりビジュアル化されたのものでしか見ることができない。これをセルフサービス分析、インタラクティブな操作でデータを深堀できるといえるのか?
→自分でドラッグアンドドロップしなくても、フィルターやハイライトなどを使ってインタラクティブに見ることができる。Viewerというのは3つの役割(Creator、Explorer、Viewer)のなかでも一番割合が高くて一番重要な人たち。その人たちがセルフサービス分析できるものをつくることがCreatorたちの役割でもある。

Q7. データを見ないで判断することのデメリットは?
・高速に決断を下すことができない
この設問&選択肢については「データを見ないで、判断することのメリット」ということで、否定の否定、選択肢も否定形になっていて、考えているうちに何が何だかわからなくなってしまいました。。。データを見ないで判断することのデメリットはすなわちデータを見て判断することのメリットが得られないということ?データを見て判断する場合、高速に判断を下すことはできるのかどうか?
→家を出るときに天気予報(データ)を見て傘を持っていくかどうか判断するのと、雨が降り出しそうな空を見ただけで判断するのは、どちらが早く判断できる?データが多くなると精度は高くなるが、判断にかかる時間は早くはならない。

Q17. すべての人がデータを見て理解した上で会話することによる効果は?
・すべての人がData Drivenという言葉を使うようになる
Data Drivenという言葉をみんなが使うようになるのは良いことなのか…??みんながData Drivenを理解することは良いことだとは思うけど…?
→Data Drivenが当たり前の世界になればみんなData Drivenという言葉はあえて使わなくなるのでは。空気のように当たり前な存在になり、あえて言葉に出すこともなくなるではないか。

以上、世界のどこかで奮闘しているApprentice同志のどなたかの参考になりましたら幸いです。

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