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DATA Saber挑戦 体験記

5月3日からApprenticeとして試練の日々を送り、7月22日に最終試験と口頭試問を経てDATA Saberに認定していただくことができました。約3か月、師匠や同期のApprenticeの方々、先輩Saberの方々とともにたくさん学ばせていただき、充実した日々を送ることができて感謝の気持ちでいっぱいです。
参加する前は不安も大きかったですが、試練の日々の中でものすごく成長できた実感があり、参加して本当によかったと思っています。DATA Saberへの挑戦を迷っている方に少しでも参考になればという思いで、DATA Saberに挑戦する前に不安だったこと、挑戦してよかったことについて、私の体験を記します。

DATA Saber挑戦前の不安

今から半年ほど前、Tableau歴は1年半ほどで、社内ではほぼぼっちユーザーだった私はTableauのスキルアップのためにDATA Saberにいつか挑戦してみたいと思っていました。ただ、社内にDATA Saberはおらず、社外で知っている方もいないため、師匠探しが最初の難関でした。
そんなときDATA Saber Bridge(※DATA Saberになりたい人と師匠の架け橋となって合同でDATA Saberに挑戦する企画)の参加者の方々の座談会イベントを視聴し、とてもキラキラしている皆さんの姿に背中を押される気持ちでTwitterアカウントを作成し、「いつかDATA Saberに挑戦したい」とつぶやきました。するとありがたいことに数人のDATA Saberの方から、弟子を募集しているので良ければ、とお声がけいただきました。それが師匠との出会いでした。
師匠が見つかり挑戦することを決めたものの、DATA Saberの課題であるコミュニティ課題についてはものすごく不安がありました。社内ではまだTableauは浸透しておらずユーザーも少ない状況。また私自身内向的な性格から、人を巻き込んで動かしていく「人々を導く力」が必要な課題をこなすことができるのか自信がありませんでした。ただ最初の大きな問題だった師匠探しをクリアし、ご縁があって出会えた師匠なので勇気を出して挑戦しよう!と決意しました。

DATA Saberに挑戦してよかったこと

・Tableauスキルが一気に身に染み込んだ
挑戦するまでは独学でTableauを学んでいましたが、業務でもそこまで高度な使い方をするわけでもなく、中上級レベル(特にLOD計算の理解)へのステップアップに独学の壁を感じていました。
DATA Saberの技術課題では基礎からLODを含む応用まで、短期間に負荷をかけて学ぶことで、試練が始まって1か月経つ頃にはTableauがすっと手になじんだような感覚がありました。技術課題を通じて基礎をしっかり固めることで応用的な思考もできるようになりました。KTが最後の動画で言っていたことですが、学びの点をたくさん打っていくとそれが線になり、面になる瞬間がある、と。これにはものすごく納得でした!この感覚がかなり実感できるようになり、ふとひらめく感覚と言うか、「こうすればいいのでは?」と自分で応用を考えつくことが圧倒的に多くなったように思います。ずっと悶々としていたLOD計算についてもかなり理解が深まり使いこなせるようになってきました。

・社外のTableauユーザーの方たちとの繋がりができた
DATA Saberの課題では他のApprenticeの方々や先輩Saberの方々とディスカッションする機会があり、社外の方の意見を聞くことで広い知見を得ることができました。特に偶数Ordにおいては自分の置かれた環境でしか考えられず視野が狭くなってしまいがちですが、いろいろな立場、環境の方とディスカッションすることで様々な気づきを得られたことは大きな収穫です。DATA Saberの集まるSlackにも招待していただき交流の場になっていますが、広くアンテナを張って学びに対して貪欲な皆さんの姿にはとても刺激を受けています。Tableauのトップユーザーの方々たちとも身近に感じられるようになり、DATA Saber挑戦で得られたご縁はとても貴重なものとなりました。(Tableau界隈の方々は本当に素敵な方ばかりで心理的安全性の高いコミュニティなので、何も心配することはありません!)

・社内のTableauユーザー会が動き出した
社内コミュニティ課題として、今まで存在しなかった社内ユーザーが繋がれる場(Teams上のチャンネル)をつくることと社内勉強会を実施しました。これまで社内でほかのユーザーの方たちとの交流はほとんどありませんでしたが、情報共有の場ができたことで部門を越えた仲間とのつながりができ、また勉強会を開催して新たな社内ユーザーの取り込みの動きもスタートしました。
DATA Saberに必要とされる「人々を導く力」、私にはそんな力ないと思っていましたが、課題への義務感で勇気を出して行動を起こしてみたら周りが一気に動き出した感覚に自分でも驚いています。DATA Saberへの挑戦の中でTableauのスキルだけでなく「人々を導く力」も鍛えられたことは間違いありません。

これからのこと

Apprentice期間約3か月を過ごして、自分の中では大きなステップアップができたと感じています。なにより今すごくポジティブなマインドになっていて、社内でもっとTableauを普及させたいし、弟子の育成にも挑戦してみたい。そしてTableau以外にもまだまだ学びたいことがたくさんでてきました。Tableauというツールがある程度手に馴染むぐらい使えるようになったので、今度は実践的なデータ分析を学ぶべく、今月からは経済産業省のマナビDXクエストというプロジェクトに参加しています。これまでTableauが大好きでTableauに特化してスキルを磨いてきましたが、Tableauはあくまでツールのひとつ。ツールを使うことが目的でなく真の課題解決のためにうまくTableauを使えるようにならないといけない、というわけでデータ分析の力を総合的につけていきたいところです。データ分析の世界では上を見ればきりがありませんが、自分は何が得意か、何をやるべきか見極めて、着実にスキルアップを目指し個性の際立つデータ人材になりたいです。

さいごに

DATA Saber気になるけど不安だな、という方、師匠探しどうしよう、という方へ。現在DATA Saber Bridge 2ndの参加者募集中(2023年9月末まで)とのことです!はじめの一歩、応援しています^^


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