#6
私の住む地域では滅多に雪は降らないのだが、さすがの我が地元も本日は雪なり。
小さい頃は、雪が降るともの珍しいのと、ふわふわした様子が面白いのとで大いにはしゃいで、兄弟と小さいながらも雪だるまを作ったものだが、大人になるとそんなワクワク感も寒さというキラーワードには勝てない。寒すぎる。外に出たくない。
豪雪地帯に住んでいる方々は毎年この雪と格闘して屋根の雪をかいたり道を除雪したりと本当に頭が下がる思いである。
昔はあんなに素敵でワクワクしていたものが、もはや忌々しいとすら感じるようになってしまうのはなぜだろう。
ところがゲレンデに行くと、この雪が再び魅力的な白銀に早変わりするから不思議である。
日常生活と切り離したところにあると途端に素敵なものになるというのはいささか自己中心的な気がして、もやもやするというかなんというか。
日常だとなぜ嫌なのだろう。移動が億劫になるから?単純に寒いから?
生活に支障をきたすという点が疎ましく感じさせるのだろうか。
それともこの雪とゲレンデの雪は実は別物なのではないだろうか。ゲレンデ用の雪は特別な成分が配合されているのではないかと突飛な考えもあながち無くはないかもしれないなどと妄想する。
しかし、こんなことを考えながらぼーっと歩いていると派手に転んで、ますます日常の雪を嫌いになりかねないゆえ、皆々様、足元にお気をつけて。
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