自選シーン月記録「カスタードが頭上向きになってまーす」

0213
用事があって友人とふたりで車に乗っていると、大きなたい焼き屋の看板を見つけた。ほとんど反射的にウィンカーを出して駐車場に吸い込まれた私たち。まあ、たい焼き屋は吸引力あるものね。。
白餡とカスタードのたい焼きを一つずつ買った。会計を済ますと店員のおばさんは笑顔で「カスタードが頭上むきになってまーす」と言いながらたい焼き二匹が入った紙袋を渡してきた。

「カスタードが頭上向きになってまーす」かあ。

聞きなれないフレーズを聞くと、私は自分の口で一度、そのフレーズを復唱してみずにはいられない。なので今回も「...カスタードが頭上向きになってるんだって」と小声で言わせていただきました。(カスタードが頭上向きになってる方...)と思いながら紙袋の口を広げて覗く。(く〜カスタードのたい焼き、こっち向いてる〜。)楽しい。大判焼きでは決して生まれないフレーズ。大判焼きでは決して生まれない楽しさ。

「カスタードが頭上向きになってまーす。」
わたしもハキハキと 自信を持って 自然に 伝達事項としてそのフレーズを言いたい。言える世界線。言える現実。言える職場。言える日常。いいなあ、言い飽きてみたい。


ちなみに他に2月復唱したフレーズはバレンタインデー前、バイト先である寮の中学生の「いやでも、このチョコは今日中に切り終わらないと...」でした。

(いやでも、このチョコは今日中に切り終わらないと...)かあ。。。。

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