ちょっとした詩

あなたが忽然、黙るとき
私は八木重吉を読んでいる

あなたが忽然、黙るとき
私は煙を空に放り投げる

あなたが忽然、黙るとき
私は木星の淵に腰かけて青い星に会釈する

そうしてあなたが話しはじめるとき
私は一度すべてをやめて
3D Touchで白い吹き出しを眺めるのです

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