本を閉じるために出発する。
切符の買い方を忘れそうになった。
4年前はたびたび切符を買ったのに。
今は1年に1度。
やぁやぁ。
なんだかはじめましてのような気がするよ。
こんな気持ちで、きみたちと向き合う日が来るなんて
思っていなかったよ。
私は終わらせたいと思ってる。
ちゃんと閉じたいって思ってる。
わがままかな。わがままだよなぁ。
もう少しで会えるよ、きっと。
「もういいや」って思ったりもしたんだ。
それも勝手だよね、つくづく。
どこに向かってるんだろうなって思って、
考えないようにして、考えなくなった時間もあったよ。
未来につながるものかは、わからない。
本の中からきみたちがでてきて、
風のように吹き抜けていってよ。
どこまでもね。
最後に私が本を閉じるから。
そんな気持ち!
私の!
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