婦人科と月のもの

「怖いと思ってる場合ではない」

5年半ぶりに婦人科というところに足を踏み入れた。5年半前とは別の婦人科。5年半前と同じ婦人科に行ってたまるか。

5年半前は夜勤をやめた途端に右の卵巣が腫れたらしく、激痛がはしって慌てて婦人科に行った。
ちょっとそこがいけなかった。先生が合わなかったな。怖かったな。
数日して痛みが引いて、「婦人科怖い・・・」という気持ちが芽生えて足が遠のいた。
そこからほったらかし。

「このままじゃあかんやろ」と思い切って婦人科に。月の周期の相談もしたったので合わせてきいてみた。がん検診もしないとなぁ・・・と「子宮頸がん検診会場」の紙を見て思う。もう30代も半ばですのでね。

今回行った婦人科の先生はあっけらかんとしていて、構えていた身としては拍子抜けした。「左の卵巣のう種がありますね。良性の腫瘍みたいなね。2cm。いい形のね」

いい形?腫瘍にいい形?どんな形?腫瘍って言葉怖いんだけど、いい形?良性と悪性ってどうやってわかるの?すごい。もう、疑問が頭を駆け巡っていろいろききたかったけど、そんな時間ないよね。うん。というか、ほったらかしにしてた右はなんともないのか。びっくりだ。

「基礎体温つけましょ。」

あ。基礎体温。私が長年さぼっていた基礎体温。朝、起き上がらないでつける、あれだ。

「夏にまた来て。」

夏。ずいぶん先だった。思った以上に先だった。何もかも拍子抜けしてしまった。

5年半前の婦人科は怖かったけど、思えばあの経験がなかったらlunatic picnicという作品はできてなかったんだよな。まさか年1ペースで上演することになるなんて2015年の私は思ってもないな。

基礎体温つけなきゃ。身をもって生命の神秘や生物学を体験していこう。(低温期・高温期・排卵日が体温で見えるっておもしろい・・・)←それを今まで面倒くさいにくくってた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?