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詩たち

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大事にポケットにしまっておきたくなる一瞬や、周りの人の身になった気になったら見えてきた日常を、詩にしました なんかよくわからんけどいいな、と思ってもらえたら嬉しいです
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#猫

詩 猫

きみに触れると いつもは牢獄のようなこの身体が 歓びを感じる きみの無防備さや 気ままさが …

ゆんか
3か月前
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詩 寂しいひと

寂しいひと 寂しいひとが好き 傘に入るのを遠慮するひと 満員電車で反射した自分の顔を見つ…

ゆんか
3か月前
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詩 猫が眠るとき

ためた息を吐き出す 闇と猫が溶け合う 右の小指がつっている、 毛細血管に、 私が、一気に…

ゆんか
3か月前

詩 祈り

今も想っています 夕焼けが雲に反射しているところや 海と空が溶け合うところ 砂浜が立ってい…

ゆんか
3か月前
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詩 tulip

雪が降ってきた  鉛筆の芯が手紙にこすれて、 ためらう、時間  窓を開けると聴こえる  …

ゆんか
4か月前

詩 気まぐれなあの娘

私の空気が呑み込めたと思ったら するっと爆発して バンッと抜けてく 次はあいつとお茶してる …

ゆんか
11か月前
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