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【タイガーマスク Op12】虎の穴の支配者

タイガーマスクのフィギュア公開シリーズ。ミスターXに続く「虎の穴」の重要人物は3人の支配者。
タイガーマスクは50年以上前の古い作品なので、本作品についてご存じない方、ストーリーを再確認したい方、虎の穴について深く知りたい方は、下記の記事をお読みください。
タイガーマスク ミニチュア フィギュア紹介 でもその前に・・・・|Yuniko note

虎の穴の支配者

虎の穴の支配者

登場話:第14話「秘密特訓"虎の穴"」から第75話「虎の穴大脱走」まで
虎の穴を運営している3人の支配者。登場するときは常に奇怪な笑顔の覆面をかぶっており、素顔は明かされない。
ただし、第61話「王将の道」ではタイガーマスクの技を実地検分するために、第73話「虎の穴の切札」ではタイガーマスクに挑戦したイエローデビルのセコンドを務めるために、支配者と思しき人物が1人ずつ、素顔で来日している。
ミスターXも支配者たちには頭が上がらないが、支配者の上にはボスがいる。
タイガーマスク抹殺に失敗続きのミスターXに業を煮やし、第75話「虎の穴大脱走」で恐るべき正体を現し、タイガーマスクに挑戦する。

虎の穴の支配者

初登場時は赤覆面に黒いローブとマント。手には白手袋というデザインだった。2回目の登場となった第23話「命を賭ける虎」で白いローブに赤マントの姿に落ち着いた。ただ、その後しばらくは赤覆面からは鼻が出ており、デザインが固まるまで時を要した。
なお、原作版では支配者は6人おり、スーツにネクタイ、マントを羽織っており、覆面だけがアニメと共通のデザインだった。

虎の穴の支配者

CV=中曽根雅夫

支配者3人の声は、中曽根雅夫・北川国彦・中川謙二が担当していたが、真ん中のピンク色の肌をした支配者(リーダー格)の声を担当していたのが中曽根雅夫。ウルトラマンの「シュワッチ!」を担当したのがこの人です。
「タイガーマスク」ではアントニオ猪木の声も担当していました。

中曽根氏はタイガーマスク以後も特撮番組への出演やアニメの声優等をしていましたが、所属していた劇団の解散に伴って出演依頼がなくなり、家族とも別れ、1993年の9月頃に孤独死をしたそうです。
「科学忍者隊ガッチャマン」の総裁Xや「TVチャンピオン」のナレーターを務めた田中信夫氏とはTBS放送劇団の同期で、亡くなる1年ほど前に「俳優として返り咲きたい」という話を田中氏にしていたそうです。
田中氏は「見かけは強面だが、優しすぎるほど優しい男」と回想していました。
切ない話です。

虎の穴の支配者

作品解説

前述のように、3人の支配者はなかなかデザインが固まりませんでした。ここでは物語後期の姿、特に最終登場となった第75話「虎の穴大脱走」で、タイガーマスク抹殺に失敗続きのミスターXを責め立てている姿を再現しました。
アニメではマントに立ち襟がついているのですが、再現するのはとても難しく、やむなく襟なしになりました。
顔を描くのがとにかく難しかったです。ズラッと並んだ歯。
どちらかと言えば単調なデザインなのですが、意外に制作に難儀したという印象があります。

虎の穴の支配者

次回:虎の穴のボス

虎の穴の重要人物フィギュア、3人目は虎の穴のボスを紹介します。

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