保健室のゆにを。

ゆにを、noteデビューします。
養護教諭13年目。
私が大事にしたい養護教諭像と
仕事に対する気持ちを含めて
書き綴っていこうと思います。

○養護教諭になろうと思ったきっかけ

私が養護教諭という職業を認識したきっかけ。
 
高校生のとき。
進路先を悩んでいました。
何系の大学に志望校を決めるか。
 
先生になるために教育系に進学するか。
看護師になるために看護系に進学するか。
 
当時から、欲張りだったんですねぇ。
決めきれない。とても。
 
ある日、とある場所に向かって
偶然、出会った養護教諭の先生。
恩師に紹介してもらった、名前も知らない先生。
 
「看護師と教師で悩んでるの?
 保健室の先生は、看護師みたいなことも、
 教師の仕事も両方できるわよ。
 養護教諭っていう職業」
 
ここで、初めて、保健室の先生を
職業として認識しました。
 
実際は、看護師の仕事をすることはないし、
養護教諭にはできません。逆もしかり。
 
小学生の頃、保健委員だったことを
思い出して・・・
中学生の頃、保健室で過ごしたことを
思い出して・・・
 
その日、走って帰って。
おうちに着いた瞬間、
「ねぇ!保健室の先生になる!」
と、言ったことが、始まりでした。
 
それからは、養護教諭免許の取得方法、
進学ルートを調べて、探して、
志望校を決めて。受験に失敗して。
免許だけは取得しました。
 
短大卒業。養護教諭2種。
20歳で保健室の先生デビュー。
相手は高校生。まさか3つ下!
さーて、どうなる!?

○20歳で養護教諭になって

20歳で保健室の先生に。
 
いえ、実際には、
21歳になる年に養護助教諭に。
1校目から、高校に決まった。
高校3年生は3歳下。
もう、不安しかない。不安不安不安。
 
1校目の3年間は何していいのか
養護教諭がどういうものなのか
まったくわかってないし、
理想もビジョンももってなかった。
 
この3年間は
生徒たちに育ててもらった
と言っても過言ではない。本当に。
 
【実際に取り組んだこと】
◆ほけんだよりのタイトルを
 生徒に書いてもらった
◆保健掲示に季節感を出して
 七夕、クリスマス、新年、感謝など…
 イベントごとに生徒が
 書いて飾れるようにした
◆生徒と保健室で一緒に作業できる
 空間をつくった
  
生徒たちと一緒にいろんなことをして
どうしたら生徒たちに馴染めるか
そういうことばかり考えてた。
生徒をかばって、生徒の味方になって
生徒のいちばん近い存在であることが
いちばん良いと思ってた。
 
いま思うと考えられないけど。
 
しかし、ある日、先生に言われます。
「保健室をどうしていきたいの?」
「なにがしたいの?」
 
どうって?どうってなに?
どうってどういうこと?
なにがしたい?え??????
って、軽くこんがらがったのを
覚えています。
 
まったくビジョンも理想も
どういう養護教諭になりたいかも
考えたことがなかったんだよねえ。
 
しばらくずっとひっかかっていて、
自分で考えてもわからなかった。
 
このときは2年目で、ちょうど
大学に通い直し始めたとき。
働きながら、夜間は通学してたときで。

その講義の中で、教授が言ったことが
「養護教諭である前に
 ひとりの教員としてどうかかわるか」

あっ!はっ!これやん!っと。
当時のゆにをはとてもひらめきました。
実際にこれはとてつもなく、
ものすごく考えるきっかけになった。
これがいまのゆにをの保健室経営に
大きく関係していきます。
 
はたらき始めてから、
というよりは、学生のころからずっと
【養護教諭として】ということばかりを
考えて、意識しすぎていて、
正直なところ、
養護教諭は教諭と別物だと思ってきた。
私は他の先生とは違うんだから、
と思ってきたんですよ、ほんと。
 
実際、当たり前に校内での役割や
棲み分けとしては全然違うものだし、
まったく一緒ではないと今も思うけど。

教員として・・・?
学校の一員として。先生として。
自分の学校での立ち位置を考え直しました。
 
実際このとき考えたこと。
◆学校としての指導を一貫させる。
◆ほかの先生たちの指導の
 足手まといにならない。
◆保健室を治外法権にしない。
◆あまいこと、かばうことばかりが
 やさしいってことじゃない。
線を引く。筋を通す。ぶれない。
 
考えたあとは、行動にうつさないといけない。
なんでも許してきたゆに保健室としては
大きく変更しなければならない。
 
むずい!!!!!!!!!!!
 
いや、むずかしい。
ひとつずつできることから
修正し始めました。
まずは異装から。いちばん簡単だった。
生徒が戸惑わないような
ずるい声掛けもした。
 
少しずつ、先生っぽくなって、
自分が先生としてどうありたいか、の、
先生として自分主体の考え方から
生徒の利益をどう考えるか、の、
生徒主体の考え方に変化していきました。
 
こうやって、急に先生になって
生徒と一緒に成長してきた、という。
 
ね、文章がへたくそすぎて
まったく伝わらん!!!!!!!
 
うえに、ほら。
生徒とのエピソード少なすぎんか!?
っていうね。
 
生徒とのエピソード書きたかったけど
長くなりすぎて無理だったので
それはまた後日のnoteで書きたい!
っていう願望だけはある。
そう。気持ちだけはある。気持ちだけ。

○私が描く養護教諭

トータルで13年めになった今。
どんな養護教諭になりたいか。
 
いまとなっても、
すっと答えられないのが正直なところ。
 
採用試験のときに
ものーーーーーーーすごく苦労した。
志望理由が浮かばないんだもの。
こんな保健室の先生になりたいっていう
ロールモデルすらなかったんだもの。
12年間も身近な存在だったのに。
 
たまに、質問箱でも、
ゆにの理想の養護教諭像は?
って聞かれているけども。
 
なんだろうね。浮かばない。
 
ただ、生徒たちにとって
有益で無害でありたいとは常に思う。
 
体調悪いときには適切な休養を
一緒に考えて、指導していく。
 
けがをしたときには適切な処置と
以降、未然に防ぐための指導を。
 
話に来てくれたときは
一緒に悩んで、一緒に考えて、
一緒に笑って、一緒に怒って、
求めてる気持ちに寄り添っていきたい。
 
それでいて、おとなとして、
だめなことだめ、いいことはいい、
軸はぶれない、筋は通す、
この姿勢だけは見せていきたいと思う。
 
というね。
そういう思いだけは持ってる、かな。
 

○おわりに

なんやかんやとあふれて
いまいち伝わらないnoteになったな。
 
最後に、私が1年目のときから
生徒対応でいちばん大事にしていることを
書いて終わりにします。
 
ずっと大事にしてきていること。
⦅生徒の名前を呼ぶ⦆こと。
 
当たり前のことかもしれないけど、
名前を呼ばれる安心感を
大事にしたいなっていう思いが強くて。
 
誰でも呼ぶでしょって思うかもしれない。
私の保健室の場合は、
初めての来室で、名乗る前に名前を呼ばれる。
もはや逆に恐怖の域。
 
名前を呼ばれて、存在を認識されている、
自分として認められている、
そういう感覚を大事にしたいのです。
 
さぁて、ということで、
ゆにをの自己紹介noteを終わります。
 
支離滅裂!!!!!!!!!
ゆにをらしさが出ましたね。うん。
 
今後はゆについをもとに
実践的なゆにをわーるどを展開したいと
思います!予定!理想!
 
つたない文章で読みにくかったかも
しれないけれども、それでも! 
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
 
今後のゆにをもよろしくねっ!
 
以上っ!
3000字ちょうどのゆにをわーるど。
でしたっ!ぱちぱちぱちっ!!!