初演出記①

顔合わせと読み合わせ。

この日にキャスティングを決めると
伝えてあった日。
スケジュール的に参加出来ないキャストもいる中で、現状からキャスティングを決める。

パワーバランスと質感。

Wキャストなのは
企画上決まってるので、
その上で、人柄と台本を考えて
僕的には最良のキャスティング。

今回、台本を読んだ時点で
Wキャストの意味を生み出すために
エンディングを2パターン創る事は
決めているので、その為のピースを
紡ぐキャスティング。

誰にどの役を読んでもらっても
素敵で楽しかった。
贅沢な悩みを頂いた。

このぼくの楽しさを
お客様に伝える。

これが演出の仕事なんだと
わかってたつもりだった事を
現実として感じた瞬間。

贅沢な苦渋の中で
僕の決めた決断を
キャストのみんなに
最良だと、感じてもらえるように。

これからの稽古を紡いでいかないとなー。

そう感じたのでした。