見出し画像

所得税・住民税の計算手順を解説1

今月の給与支払い分から『定額減税』が、スタートしていますね。
今さらですが、所得税から3万円、住民税から1万円が差し引かれて、「物価高にあえぐ国民の皆さんを応援しますよ」というものだそうです。 
しかし、双方とも基礎となる税金から段階的にしか引かない措置を取るために、応援された実感に乏しいのも事実です。しかも、収入の性質(事業収入・給与収入・年金収入・・)や、扶養する家族構成などにより人さまざまで、ちゃんと4万円が減税されたかどうかわかりにくい状況ですね。
所得税の計算方法は、確定申告絡みでその手順や計算方法など、いろいろなハウツー本がでており、少しやってみればわかりやすいのですが、住民税については書籍自体が少なく、わかりにくいのが実感です。(私はそう感じました)
そこで、今回の減税の基礎となる所得税と住民税の計算手順について、何回かに分けて解説していきたいと思います。

なぜそう思ったのかと云うと、私の感覚では「所得税」よりも「住民税」の方が、引かれる額が大きいと常々思っていたからです。

そうは言っても何か事例が無いと、言葉だけでグチャグチャになってしまいますので3人の方に登場してもらって、試算しながら解説を進めていきます。もちろん、この3人分ですべての方が理解できるというパターンにはなりませんので、自分と違うと思われてしまう方もいらっしゃるでしょう。
あらかじめ、ごめんなさいと謝っておきます。
取りあえず今日は、3人のキャストを提示します。

坂本龍馬さん

28才 未婚(内縁の妻お竜さんを扶養、他扶養無し) 
現在 土佐藩に会計年度任用職員として在籍し京都伏見を拠点に勤務
2023年の年収 222万円(藩支給額 藩自体当時は混乱していて武市半平太の裁量で支給) 
寺田屋逗留中に襲われ、手に怪我をして医療費24万円を窓口負担
2024年の年収予定 223万円(藩支給額)


豊臣秀吉さん

45才 既婚(正室ねねさん、13才・17才・19才の子)
昨年まで織田家に雇用され近江長浜城で勤務、賤ケ岳の戦いを経て年が明けてから関白として大阪城で開業した。(個人事業主扱いとします) 
2023年の年収  851万円(大阪移転前 織田家に勤務) 武具など必要経費 400万円
2024年の年収予定  1,870万円  長浜城から大阪城への転居費用180万円
 朝廷への貢ぎ物など必要経費 200万円 、専従者として給与支払い有、ねねさんへ180万円、19才の子へ120万円

天璋院(篤姫)さん


 36才 未婚(11歳と19才の子)
夫と死別後最終的に従三位の叙位受けたが、明治維新後、実際にはその生活は苦しく、家計を切り盛りする中、海産物問屋の総務兼賄いとして勤務、夜は吉原で下駄揃えのバイトをしている頑張り屋のお母さん。
2023年の年収 272万円+36万円=308万円
2024年の年収予定 278万円+36万円=314万円

この3人をキャストに、計算していきますね。

実在の人物ではありません。また、歴史上の人物に限りなくそっくりな名前ですが、あくまで私の想像上の人物ですので、名誉棄損等で訴えないでくださいね(;^_^A  また、一応条件を記載しましたが、都合により変更となる可能性も有りますので、そこはご容赦を。

いつも、お読みいただいてありがとうございました。

これからも、よろしくご愛読くださいませ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?