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005 ‖ 社長結婚記(入籍から約1年編)

はじめましての方は、はじめまして、そしてようこそ。
そうでない方は、いつもありがとう。ゆなつなです。

2020年3月6日にBOOST合同会社を立ち上げました。

そして実は2019年5月に入籍したばかりの新婚でもあります。
新型コロナウィルスの影響で歴史的な緊急事態宣言が発表されたばかりですが、今回は結婚を通して学んだことなどを赤裸々に公開しちゃいます。


わたしのこと

いままで何人かの方とお付き合いさせていただきましたが、わたしが熱しやすく冷めやすい性格だし、かなりの変人なので、恋愛は長続きしないほうでした。

そして(少なくともわたしの周りでは)結婚ラッシュの波は大きく3回あって、

①大学卒業後の社会人1〜3年目(23〜25歳)
②30歳直前(28〜29歳)
③30歳過ぎたあたりにちらほら

というパターンが多い気がします。
(わたしは②のケースに当てはまります)

が、わたし自身は結婚願望がめちゃくちゃ強かった訳でもなく、①と②を迎えるに当たって焦燥感を覚える訳でもなくで、むしろ自分の人生を考えることが楽しすぎて「バリキャリで一人で強く生きていくもん!」と力んでいるくらいでした。
恋愛って相手あってこその話だと思いますが、自分のことで頭がいっぱいで、自分以外のことを考えることが面倒だと感じていました。

そんな中、相方と出会いました。


相方のこと

相方である主人は、同じ大学同じキャンパス出身の2歳年下の男性です。
在学中は全く接点がなく、存在すら知らなかった同士ですが、初めて出会ったときには大学のあるあるネタで盛り上がりました。お互いのことを知っていくうちに共通の知人が複数いることが発覚して、これまた盛り上がりました。

初めて遠出したデート(地方の大きめな花火大会)のとき、わたしはほぼ手ぶらなのに、彼は登山用のバックパックに荷物をパンパンに詰めて現れました。着替えなどはもちろん、地面に座るときのクッション、水に濡らして首に巻くための冷却タオル、飲み物を冷やすためのクーラーバッグなど、とにかく用意周到過ぎて引きました、じゃなくて、感動しました。

元々の性格だとは思うんですが、気遣いがすごいんですよね。でもそれが決してわざとらしくなく嫌らしくなく、自然とできちゃうんです。そしてこちらは悪い気がしない。
道路側を歩いてくれる、荷物を持ってくれる、ドアを開けてくれる、といったレディーファーストの徹底っぷりは(この言葉を使うのは本当は嫌ですが)純ジャパとは思えないくらいです。あと、初めて相方のおうちでお洗濯させてもらったとき、洗濯機がピーピーと鳴り終わる前に洗濯物を外に干す準備を始めて、しかもわたしの下着類をタオルで隠して通行人から見えないように小物ハンガーに干してくれたことに、感激しました。いつもどんなときも、大事にされてるな、と感じます。

すみません、ノロケてしまいました。
が、わたしはこの人と出会えて人生が最高に楽しくなりました!
ひとりでいるより、相方といるほうが、心身共にリラックスできます。彼の存在には、本当に感謝しかありません。


プロポース

付き合って1ヶ月半、わたしが一人暮らししていた狭いアパートで遅めの日曜の朝を迎えていました。
ふと、大掃除しよう!とふたりで意気込んで、色々拭き上げたり整理したりし始めました。お互いに、一度ハマると加速してしまう性格がゆえ、どんどん作業が本格的になっていき、気付いたら相方は床に這いつくばって冷蔵庫の下までお掃除してくれていました。

その夜、手料理を振る舞って感謝していて、「あなたとなら結婚できるわ!」みたいな冗談をしつこく言っていたら、ふと相方が「結婚しようか。」と。何の前触れもなくだったので、うまくリアクションできていなかったと思います。

けどそのあとソッコーで親友と母にLINEで報告しました笑

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怒涛のスケジュール

上記のプロポーズが、2018年9月30日。
そこから、とにかく走り抜けました!

2018年10月13日 相方のご実家へ挨拶
2018年11月3日 わたしの実家へ挨拶
2018年12月23日 大学と1社目の先輩の家業である宝飾店屋さんで指輪のデザインや宝石を相談して発注
2018年12月24日 両家顔合わせ(まさかのクリスマスイブ)
2019年2月1日 都内のホテルでサプライズ正式プロポーズ(含む知らぬ間に完成していたリングたちと108本の薔薇の花束)
2019年2月2日 相方の兄弟家族と顔合わせ(焼肉ランチ)
2019年2月24日 結納返しの時計購入
2019年3月16日 わたしの実家近くのホテルで結納
2019年3月29日 寿退社
2019年4月14日 新居の賃貸契約申込み
2019年4月21日 神前挙式する神社へのご挨拶
2019年5月1日 新居へお引越し
2019年5月11日 挙式に向けた衣装合わせ
2019年5月18日 親兄弟のみで神前挙式、夜に婚姻届提出
2019年5月25日〜6月1日 新婚旅行

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めっちゃ怒涛だった。けど一気にやれてよかったです。

ちなみに、わたしたちは披露宴をしませんでした。
お世話になっている方々にしっかりと結婚報告すべきとは思いつつも、みなさまにお祝いいただくのにお休みの日を半日以上を捧げていただいて、しかもお祝儀もいただいて、というのが現実的なふたりとしては忍びないと感じました。半年以上かけて披露宴のためにしっかり打ち合わせや話し合いを乗り越えるのも、人生の伴侶として今後一緒に過ごす上での最高の鍛練だとは思うし、近しい方々に祝福してもらえるのは本当に素晴らしいことだと思います。が、わたしたちは、どちらかというと新生活に向けてじっくり準備したいのもあったので、披露宴はせずに親兄弟のみに参列いただいた神前挙式を執り行いました。
結納や挙式に向けて、ほぼ全てを両家に進めていただいてしまったので、もっと当事者としてアクション取るべきだったなと今になって猛省している次第です。


生活を共にする際するのコツ

わたしたちは、付き合って早々に共同口座を運用し始めました。
といっても、わたしが持っていた休眠口座を復活させて、月々○万円を月末までにお互いに振り込むことを決めました。そこに紐づけて、わたし名義でアメリカンエクスプレスの新しいクレジットカードを発行、家族カードを相方名義で作りました(いま思うとなんで別姓なのに家族カード発行できたんだろう?)。ふたりで使うお金、主に食料品や外食や娯楽などは、このAMEXで決済するようにしました。予実管理はわたしがしており、資金ショートしそうなときなどは都度家族会議しています。
すべてわたし名義なのでいざと言ったら持ち逃げできます!ってのは半分嘘ですが、基本的にどちらかの名義でお金周りを一括管理すると楽です。

新居は、当時わたしは無職だったので、相方名義で契約しました。なので、家賃支払いだけは相方の銀行口座から引き落とされてしまいますが、そこは月末の共同口座への振り込み額で調整しています。

電気水道ガスのライフライン、携帯(入籍後にふたりで楽天モバイルに乗り換えました)、インターネット(楽天ひかり)もすべてAMEXで決済しています。

家計簿は独身時代からMoneytreeを使用しています。

即時的にはMoneytreeで確認し、さらにGoogle Sheetsに家計簿フォーマットを作り込んで月末月初に更新しています。

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ちなみにGoogle Driveにも共同フォルダを作って、諸々の書類を共有して編集したり、あとはパスポートや運転免許証や保険証や住民票などをスキャンしてここに格納してあります。いざという時に、すぐにどちらでもアクセスして、必要あればコンビニで印刷できます。これめっちゃおすすめ。

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話が変わりますが、相方はとにかくまめで、料理以外の家事はわたしよりも完璧にこなします。
ので、基本的にわたしは料理・買い出し・家計管理相方はゴミ出し・掃除機かけ・食後の皿洗いとキッチンのお掃除を担当しています。お洗濯や風呂掃除などのその他諸々は、その時によって分担しています。
ふたりで家事やると、まじで2倍以上のスピードで終わります。食後に相方がお皿洗いしている間にわたしが洗濯物を畳んだり、わたしが在宅で仕事を仕上げている間に相方が掃除機かけしてくれたり、いまのところスムーズに回せています。

しっかりと棲み分けをしている訳ではないのですが、自然とこうなっていて、でもこのルールにこだわることなく、出来る時に出来る人がやるというスタンスです。
例えば昨夜、わたしが「明日晴れるっぽいからお洗濯するわー」って宣言したのですが、今朝起きたらすでに相方が洗濯機を回していてくれていました。こういうの、めっちゃ助かります。


結婚に際する手続きのまとめ(とボヤキ)

よくネットとかで見ますが、とにかく結婚(特に改姓する側)に伴う手続きがほんとにくそほど面倒でした。

入籍前後は忙しいと思いますが、まずは新しい氏名での印鑑を揃えることをおすすめします。まだまだハンコ文化な日本では、諸々の手続きに絶対必要になります。
わたしはハンコヤドットコムで実印銀行印だけ作って、認印は100均で買いました


婚姻届提出後、2週間くらいで婚姻届受理証明書なるものを発行してもらえるので(簡易的なものは数百円、しっかりした賞状タイプは2,000円弱でした)、これを役所にもらいに行くタイミングで、

・旧姓および新本籍地およびマイナンバー記載ありの住民票5部発行
・新しい実印の印鑑登録手続き

印鑑登録証(カード)の発行
印鑑証明書5部発行

を合わせて行いました。この時期わたしは無職だったのですが、普通に2時間くらいはかかるので、お勤めの方は最低でも午前休もしくは土日開庁時じゃないと役所での手続きは終えられません。


免許証の記載事項変更ですが、

本籍が記載されている住民票(マイナンバーはマーカーで消す)の原本

が必要です。
手続き自体は最寄りの警察署か免許センターで行えます。わたしは5月入籍で6月が誕生月で、ちょうど更新の年だったので、免許センターで全て手続きしました。これも半日かかりました。(警察署だと10分くらいで終わるそうです)


銀行も、氏名・住所・届印変更の際には窓口で手続きする必要があります。
必要なのは通帳とキャッシュカード以外に、

・届印(新旧)
・旧姓が確認できる公的書類(住民票や戸籍謄本)
・念のため運転免許証かパスポート
・マイナンバーカード

です。これも窓口の混み具合に寄りますが、1時間くらいはかかります。


クレジットカードですが、こちらはインターネットで手続き完結できる場合もあれば、コールセンターに電話すれば郵送で案内と返送用封筒を届けてもらえるので、早めに問い合わせするが吉です。
わたしが個人的に使っているVISAのクレジットカードは一瞬で終わりすぎてあまり記憶にないのですが、AMEXは書類不備で2回くらい郵送しました。
ちなみにクレジットカードは氏名変更するとカード番号も新しくなるので、ネットショッピングやらジム会費やらライフラインなど、諸々の毎月の自動決済されている支払いに関して、全てカード番号を変更しなくてはいけないです。夜や土日にまとめて、思いつくサービス全てをまとめて変更すると良いです。


あとは携帯電話の契約とか、生命保険とか、証券会社とか、国民年金(マイナンバーと基礎年金番号が紐付いていれば手続き不要)とか、確定拠出年金とか、定期的に通院している病院とか、楽天やAmazonなどの会員登録情報とか、細かい名義変更手続きが必要です。こちらは正直急ぎではないので、うまくタイミング見つけてやるしかないです。


ちなみにパスポートは、入籍後1週間で新婚旅行に行ったので、結構グレーゾーン(?)なのですが、旧姓のままで行きました。未だに結婚前の氏名・住所・本籍のままです、、だって面倒なんだもん。


入籍から現在までの約1年

新婚旅行から帰ってきてすぐ、走り抜けた疲れがどっと出たのか、体調を崩してしまって、3ヶ月近く新居に引き籠もっていました。
テレビ見てもおもしろくなくて、読書も集中できなくて、SNS見ても辛いだけで、ご飯の献立も思い付かなくて。1週間のうち言葉を発するタイミングが、相方と宅配便のお兄さんとお肉屋さんのおじさんと話す時くらいでした。家事はもちろんできないし、いくら寝てもまだまだ寝れる感じでした。

そんな中、相方は出勤前に朝食として冷凍の焼きおにぎりと枝豆をレンチンしてベッドサイドに置いてくれてったり、終業後すぐに帰宅してテイクアウト買ってきてくれたり、わたしが調子がいいときは外食やちょっとしたお出かけに連れ出してくれたりしてくれました。なかなか掃除機をかける気になれない日が続き、くよくよしていると、「ホコリ舞ってたとしても死にはしないから大丈夫だよ!」と励ましてくれて、休みの日にせっせかと掃除洗濯してくれました。

おかげで秋口には少しずつ活動的になれて、なんとかここまで来れました!

ふとあるとき(春先かな?)、家事が苦じゃなくなって、お料理することがまた楽しく感じるようになりました。体調が落ち着いたのもあると思いますが、調味料とか調理器具とかちょっとした収納グッズなどの生活を豊かにする物が揃ったのが大きい気がします。新居で「アレはココにある」みたいに、英語で言うとfinally everything has its own place and things are where they're supposed to beって感じですかね。
ウキウキワクワクだった新婚気分もいい意味で落ち着いて、生活する上での毎日の行動パターンが安定したのもあると思います。そして、何よりもお互いがより一層頼り合えているから、ですかね。

最近の幸せは、お味噌汁を作る時に一発でピッタリの量のお味噌を溶かせて味が決まったとき、炊飯器のご飯を余すことなくピッタリよそい切れたとき、おかずの残りがピッタリ入る保存容器を選べたときです。

相方はますます家事に精力的かつわたしを大切にしてくれていて、プラごみ前日に食品庫にストック中のありとあらゆるペットボトルの包装を剥ぎ取って捨ててくれたり、帰ってきて洗濯カゴが空なのを見つけたらすぐ「今日もお洗濯ありがとう」って言ってくれたり、夜に寝ぼけながらも布団かけ直してくれたりです。


結婚って、いいもんですよ。



2020年4月8日 ©︎ゆなつな



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ゆなつな
おいしいものを食べれば、また明日から頑張れる。 そんな気がします。 (好きな食べ物は、食べられるもの)