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【シーズン22】マスター1到達 烙印デスピア デッキ構築 解説

1.はじめに

クシャトリラがフルパワーになった後にマスター1を達成した構築です。
自分の考えの整理も含め、記事にしました。
皆様のデッキ構築の参考になれば幸いです。

2.デッキリストとコンセプト

(1)デッキリスト

デッキレシピ

(2)コンセプト

クシャトリラ環境で刺さりの悪いビーステッド要素を抜き、デスピア要素に寄せた構築。


ポイントは3つ
①1枚で機能するカードを重視して採用
②マスカレイドによる相手の行動制限
③アライズハート、アトラクター影響下でもある程度動ける構築


①1枚で機能するカードを優先して採用
 
烙印永続魔法・罠や烙印断罪・サロニール・黒衣竜アルビオンの墓地回収セットを抜き、1、2枚で機能するカードを優先して採用。
 以前は烙印ビーステッドで回していましたが、ビーステッド関連や烙印永続魔法・罠など初手で引いてしまい、先攻で弱い盤面しか作れなかったり、後手でどうしようもないことも多かったため、思い切って抜きました。

 またクシャトリラ・フェンリルは便利な出張ですが、このデッキの主力融合モンスターの素材になれず、カルテシア+フェンリルのような手札で動けないこともありましたので、こちらも抜きました。

 先行でも後攻でも強い三戦の才と号の採用

 このデッキは上述した1枚で機能しないカードを抜いた分、手数となるカードが初手に複数枚揃っていることが多く、手札誘発や相手の妨害の踏みどころが多いです。
 具体的には烙印融合、烙印開幕、おろかな埋葬、封印の黄金櫃、融合派兵、闇の誘惑、アルベル、カルテシアの複数枚採用含め合計13枚あります。
 そこに今回三戦の才と号を2枚ずつ採用したことで上記13枚に対して誘発や妨害を打たれた場合も乗り越えられる確率を上げています。

②マスカレイドによる相手の行動制限

 言わずと知れた税金徴収竜。
 このデッキでは先攻で2~3枚立て、横にミラジェイドやスタぺリア、後ろに赤の烙印や烙印追放を構える布陣を敷くことで、ピュアリィなどの手数が多いデッキでも対応できるようにしています。
 後攻でも盤面を返した後に、マスカレイドを立てることで相手の行動を制限することができます。
 マスター1に上がる道中で大いに活躍してくれたカードです。

③アライズハート、アトラクター影響下でもある程度動ける構築
 
現在環境で流行しているクシャトリラは除外を多用してくるデッキとなっており、対策をしないと初手にアライズハートを立てられる、アトラクターを打たれるだけで詰んでしまいます。
 しかし、烙印デスピアには除外されても動けるモンスターが存在しており、苦しいことには変わりありませんが、捲れる可能性は十分生まれます。

除外されるとサーチ効果
融合素材になると墓地・除外帰還、
デスピア・☆8以上融合体を帰還させる効果

この4枚の存在により、除外効果適用下でもある程度の盤面を作ることが可能です。

3.採用カード解説

(1)キーカード

 このデッキにおいて使い方が鍵となるカードを紹介します。

 ①赫の聖女カルテシア

  このカードは融合回数の増加に貢献してくれます。
  具体的な展開方法は後述しますが、使い方の意識として自分ターンでの融合で可能な限りこのカードを素材にせず盤面に残し、相手ターンでもう一度融合効果を使うことを意識してください。
 デスピアモンスターを多く採用しており、帰還効果を持つ大導劇神がいるので相手ターンに追加でマスカレイドを立てたり、効果使用後のミラジェイド+凶劇で融合することで、凶劇効果でミラジェイドを帰還させ、再度除外効果を使うことが可能になります。
 このカード+赤の烙印や烙印追放も構えていると相手にとっては時間差で妨害が飛んでくるので、かなり対応しづらいはずです。

②ティアラメンツ・シェイレーン

 ピン刺しが重要です。
 手札に来ても活用できますが、一番強い使い方は烙印融合による墓地落としです。
 盤面のカルテシアと組み合わさることで融合素材にしたモンスターを同時に共有できるため、強力な融合モンスターを簡単に複数体並べることが可能です。

(2)自由枠

 入れ替え時にデッキから抜く候補のカード

 ①黎明の堕天使ルシフェル

 天使族に対象耐性を与える大型融合モンスター
 クシャトリラフェンリル、アライズハートの除外やピュアリィ・ノアールのバウンスは対象を取る効果なので、後手捲りに役立つかと思い途中から採用。ただ機会に恵まれず召喚する場面はありませんでした。

 ②メルクーリエ(1枚)+闇の誘惑

 メルクーリエは手札誘発兼サーチ札。
 烙印デスピアは除外する効果を持つカードがあるので、有効活用するために悲劇のデスピアンと同じ2枚採用しています。
 それに伴い相性の良い闇の誘惑も採用。
 ただメルクーリエは手札誘発としての活躍はあまり恵まれなかったので、2枚のうち1枚は抜いて良いかもしれません。
 その場合は闇の誘惑が強く使えなくなるので、一緒に抜いても可。

(3)入れ替え候補

 ①スプリガンズ・キット

初動兼追撃。墓地からも烙印魔法・罠を回収できるのは強力。
しかし、このデッキはビーステッドや烙印永続魔法を採用していないため手札消費が激しく、場面によっては交換するための手札がない可能性がある。

 ②失烙印

 融合できる初手+失烙印があれば強い。
 ただし、あくまでも他カードと組み合わさって初めて効力を発揮するカードのため、初手5~6枚のうち1枚がこのカードと想定すると、手札の要求値がやや高くなる。

 ③シャドール出張セット

 グランギニョルからアプカローネを墓地に落とせるので、比較的簡単にミドラーシュを立てることが可能。
 影依の偽典の墓地除外も悲劇やメルクーリエと噛み合う。
 ピュアリィ環境でも勝利に大きく貢献。
 ただし、ミドラーシュの特殊召喚制限効果は多くのデッキに刺さるが、クシャトリラとの相性は悪く、フェンリルの効果で簡単に処理されてしまう上に、クシャトリラ1体1体の攻撃力が高いので、戦闘で突破されることも多い。
 アライズハートやアトラクターがあると機能しなくなってしまう。
 環境を見極めながらの採用が好ましい。

4.基本展開

 アルベル(烙印開幕)+カルテシア(融合派兵)

 どちらかが特殊召喚できる手札。今回はアルベル+融合派兵を想定

 ①融合派兵を発動し、カルテシアを特殊召喚
 ②アルベルを通常召喚し、効果発動。烙印融合をサーチ
 ③烙印融合発動 アルバス+シェイレーンを落とし、ルベリオンを融合召喚
 ④チェーン1ルベリオン、チェーン2シェイレーン、チェーン3カルテシアで効果発動
 ⑤カルテシアの効果でアルベル+ルベリオンでスタぺリアORマスカレイドを融合召喚
 ⑥シェイレーンの効果で墓地のアルベル+シェイレーンをデッキに戻し、マスカレイドを融合召喚
 ⑦ルベリオンの効果でルベリオン+アルバスでミラジェイドを融合召喚


【盤面】
 マスカレイドORスタぺリア+マスカレイド+ミラジェイド+カルテシア
 手札にデスピアモンスターがいれば相手ターンにカルテシアの効果を使用することで、更にマスカレイドを追加


5.強みと弱み

(1)強み

 ①手数が多い分、先行では誘発を乗り越えながらある程度の盤面を形成可能
 ②後攻では捲り札も多く投入しているため、後攻でも戦える
 ③攻め手が多彩で広範囲のデッキと渡り合える

(2)弱み

 ①攻め手が多い分、状況に応じたアドリブが求められる
 ②烙印永続魔法を採用していないため、手札消費が激しい
 ③他の烙印系デッキと同じく拮抗勝負等の魔法・罠の除去札に弱い

6.最後に 

 烙印デッキはこれまで継続的に強化があり、その都度進化をしてきました。今後も烙印関連の強化が控えているので、ここからまたどのように進化するのか、今から楽しみです。


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