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それいけズッコケ三人組

このとてつもないシリーズは恐らく一度は子供の頃に読んでいると思う。
ハチベイ、ハカセ、モーちゃん、という小学校6年生の三人を中心に、子供らしいエピソードから大冒険者、サスペンス、謎解き、学園祭など、なんでもありの小説だ。

私は保育士をしている関係で発達心理学用語を勉強し、その中に「ギャングエイジ」と呼ばれる小学校3〜4年生頃から始まる子供たちだけで徒党を組んで遊ぶ時期がある事を学んだ。
自分にもあったので記憶を巡ると楽しい思い出がどんどん甦ってくる。

ほとんどのグループは異性は交わらず、基本的には男の子グループ、女の子グループと区別される。そしてグループ内には独自のルールや言葉、遊びが存在し特別な絆を構築していく事になる。
「それいけズッコケ三人組」もまさにこのような時期の物語で三人の関係に「ギャングエイジ」という言葉はピッタリと当てはまるように思う。
読んでいる私たちも4人目の仲間のような気分になって冒険をするわけだ。

私は冒険話が好きなので
ぜひオススメしたい作品は
「謎のズッコケ海賊島」という話
これは謎解き、宝探しという小学生にはテッパンの要素が詰め込まれており
ワクワクドキドキしながら読んだことをよく覚えている。
大人になって読み返してもこの感情は決して無くなるものでは無いのだという事を教えてもらえる。
私が読んだ小説の中でズッコケ三人組はいつでも子供時代に戻れる大切な作品なのです。

そして子供時代を子供らしく過ごす事が如何に大事であるかという事も分かる。
大人になってもその年齢、時代でしか出来ない事もたくさんあるとは思うが、子供の時に体験する事は一生ものなので、今の子供も仲の良い友達が出来たらたくさんの時間を共有し遊びまくって欲しい。例え一人であったとしても「ズッコケ三人組」があるのでぜひ一度目を通して頂きたい。
(親御さん方、何気に机に置いておくのが一番良いかと思います。
これいいよ!と強く言うのはNGかな)

#読書の秋2021  #それいけズッコケ三人組