肯定できなかったもの 日記2023/02/14

 女性声優を好きな自分を、肯定できなかった。
わたしが新しく出会うものの中で、稀に「これにハマると自分にとってあまりよくないことが起こる」ということがある。もしかしたら物事のあやとか、そういうものがたまたま重なっただけかも知れないが、わたしにとっては数年前から何度も起こっていることなので結構信じたりしている。一種のオカルトか呪いか、まじないか。女の勘とか嫌な予感とか、ちょっと違うかもしれないけど言霊に似ている。その予感は大抵当たることが最近になって分かってきたので、当該の物事には深く関わる前に自分から逃げることを決めたのだった。
何と呼べばいいのか分からない不思議な力が今度指したのは、上記にも書いた「声優」の界隈。実は去年からあまり良い印象は持っていなかったし(現地でいい思い出が無かったりTwitterで色々とトラブったのもある)、声優さんたちが歌う曲は好きだから離れがたいものはあるものの、推しと呼んでいた人たちのSNSと一旦距離を置いてみたら意外とすっきりとしてきた。多分、自分にとっては必要なかったものなのかもしれなくて、わたしの心の隙間を埋めるために誤魔化しを重ねて好きだと思い込んでいた気がする。健康そうに見えて実は無理をしていたんだな、と今になって思う。それって全然わたしらしくない。
わたしが自分を肯定することのできない推しなんて推しではないし、ただ自分を苦しめているだけだった。離れるのも苦しいけど、このまま何もなかったかのように好きでいるのもつらいから離れることに決めた。グッズやCDたちも、わたしじゃなくてファンの方に所持してもらってたほうが幸せだろう。行き先はまた考えるとする。

こうやって文にしてみるとはっきりと道筋が見えたようで、頭の中が整理された。自分を肯定できる、自分を好きになれる推し活を選びながら生きていきたい。

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