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この世界とわたしの人生と 日記2022/9/29

 帰りに見つけた空が綺麗だった。バスに乗っているとバス内のライトがやけに眩しく感じて外が暗くなったのを感じた。夏から秋を越えて、季節は少しずつ、けれど確実に冬へと向かっている。肌寒く感じた空気感と、今日の夕焼けがそれを表していた。

 わたしの周りに、もうじき母になる人が増えたらしい。今日だけで(あくまで推定だが)2人も見かけた。今日以外でも、わたしの周りにはそういう人が存在している。
どうやら社会人になるとこんなことも頻繁に起こるらしい、覚悟はしていたけれどちょっと心にくるものがある。わたしは男性のことを恋愛的に好きにはなれないから、そんな人のことを追いかけて同じように生きることは一生できない。いわゆる“一般的”とか“普通”になることはとっくに諦めたのだ。この世界というものは残酷にできていて、少数派はどこかの時点で置いていかれる。分かってはいたけれど、やっぱりそれに馴染めないというのはしんどい部分がある。だからといって今から多数派に戻るなんてことも出来ず。わたしはわたしだしこうやって生きていく運命だから、他の人がこうだからといってそのまま流されるのは少し違うんじゃないかと思う。まだ20歳だけど“わたしには一生無理だな”と感じるのは、心のどこにも「男性と恋愛をする」という余裕がないからだと思う。幸せにしたい人なら他にいるし、生々しい話かもしれないがわたし自身が子孫を残すなんて考えていないからこそ、一般的な考えの現実とわたしの考える生き方とのギャップに苦しんでいる。周りに多数派が溢れる世界じゃ口に出しても理解を得られないから、noteへと書き留めた。ここならどこかの誰かが目に止めそうだと思ったから。

自由に生きたいと思うけど、自由に生きるためには壁に何度も何度も、数え切れないほどにぶち当たることになる。それじゃあ自由ってなに?わたしの生き方って正しいのか?と自分に問いただしたくもなる。正解なんてない世界、わたしはわたしのままでいいんだと言える日を今日も探している。

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