満たされない 日記2023/03/19

 どれだけ自分が頑張ったとしても、他のもので穴埋めしようと試みても、結局は「これでしか心の隙間は埋まらない」というものがある。わたしにとってそれは好きなバンドマンにあたる。半年以上その人に会えていないのもあるけれど、現実逃避にとあまりにも頻繁に彼のことを考えすぎて苦しくなってきた(それもオタク心として嬉しいのではないのか?という持論も同時に持ち合わせている)。オタクって難しいね。
わたしがどれだけ彼のことを想っていたとしても彼はわたしに振り向くことなんてないと思っているし、万が一そんなことがあろうものなら「来世で大丈夫です」と丁重にお断りしそうでもある。自分の中にいる“彼”と近い距離になってしまった“彼”にギャップを感じたくないというのが大きい。この理由は自分勝手だけどね。
そんなことを言いつつもわたしは“彼”なしでは生きられないのだ。物理的に言うなら、彼の音を暫く聴かずに生活をすると本当に体調を崩したりする(気分の降下といっていい)。他の人の音を聴くと“彼”の音をその後絶対に耳に入れたくなる。彼の音を忘れるのが怖いからか帰巣本能かのどっちか。他のものでは満たされないから彼に頼ってしまう暮らしをもう3年くらいは続けている。こんなグダグダ引きずるセフレみたいなこといい加減やめた方がいいのに、わたしは変なところで頑固だからやめるのすら怖がっているメンヘラな人間だ。続けていてもどうにもなんないんだからさっさと諦めて自立したいのに方法がわからないから、悩んでぐるぐると抜け出せない。オタクの「好き」ってわからないな。

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