社会人の大学院入学を振り返る①専攻科決定
社畜系社会人(!)だった私が大学院に進学するまでの経緯です。
海外留学か大学院か
学校で勉強したい。ぼんやりとは思っていたけれど、はっきりと意識し始めたのは、2022年1月頃。数年間熱心に励んでいた韓国語の勉強もTOPIK6級に手が届きそうになったので、そこからの自分の方向について考えていた。
ちょうど仕事が吐きそうなほど辛かったことも重なり(…)、そして思い至ったのが「韓国か日本の大学、もしくは大学院で勉強したい」ということだった。(コロナの時期なら、留学者数自体が少ないだろうし、マスクしてたら40代が紛れ込んでいても、ぱっと見ではバレないだろう、とも考えた笑)
ちなみに、語学留学という選択肢はなかった。あくまで語学はツールだと考えているので、韓国に留学するなら史学科か観光学科に行こうと思った。
(もっとちなみに言うと、通信という選択肢もなかった。あくまで通学「学生」になりたかった。)
海外留学はアリかナシか
2022年2月頃は、チェジュ大学(済州大学)に行きたくて、ひたすら募集要項を読み解いていた気がする笑。
しかし冷静に考えて、このコロナの時期(2022年2月)に海外留学するとはどうも現実味がない。
それにわたしは、韓国語を勉強しているものの、諸々割愛、ソウルに住みたいとは、積極的には思わない…。
というか、チェジュ島(済州島)ラブなので、そもそもチェジュ島に留学、の一択。でも史学でいえば、チェジュで朝鮮史を研究するなら「流刑」だよな、と思えど、どうにも心躍らない。だって流刑…。
それならチェジュで盛んな「観光学」を学ぶ?とも考えたけれど、観光業に身を置き約20年、今更何を学ぶのか、という感もある…。
とかなんとか思い悩んでいるうちに、いつしか「日本で『韓国史』の勉強をするのはどうだろう?」と思い始めた。
国内大学・大学院はどうだろう
しかし、また新たなる壁が。が。
日本で「韓国史」の勉強をする場合、東大や京大といったビッグネームな大学にしか、専門学科がないことを知る。
さらに大学院を志す場合、入学試験には朝鮮漢文問題がある。韓国語の試験ならある程度の自信はあるが、朝鮮漢文となると、ゼロから勉強をしなければならない。絶対無理ではないだろうけど、まあまあ無理な気がした。笑。
それなら、と、視点を変えて「韓国史と日本史の比較文化」ならどうだろう、と考え始めた。
大学は商学部を出ているので、史学部の大学3年の編入か、それとも、こんな経歴でもいきなり大学院に行けるのか、そこも検討しながらリサーチを開始した。
専門家へのアプローチ方法
韓国史の研究をしたい、という軸はあった。そこからの比較文化への展開。
これなら、私でもできそうな気がした。だから、韓国史の研究をしている大学教授について、ネットで調べまくった。
その方法は、シンプルに、東洋史学科のある大学のホームページをひとつひとつ見ていった。どこに住むかは、もはや、何のこだわりもなかったので、全国の大学を見ていった。
そこから、朝鮮史の研究をしていらっしゃる先生を一人ひとりピックアップして、さらにその先生の研究分野を掘り下げて調べていく、という地味な作業だった。
でも、そもそも、東洋史学科のある大学自体が少ないから、そこまで大変ではなかったよう記憶している。
そしてこの時、気にしたことは、「名誉教授」「客員教授」は選択肢から外そう、くらいだった。
実は、私の研究したい分野の大御所、その世界の権威といってもいい先生が、当時住んでいた都市の通学圏内の大学の客員教授をしていらっしゃった。でも、ここに行っても先生とは繋がれないよなあ(そもそも、恐れ多くて繋がれんわ)と思い、選択肢から外した。
同じく、実家から通学圏内の大学院にも、その研究をしていらっしゃる名誉教授がいらっしゃった。こちらはゼミも存在していたが、名誉教授なので、こちらも大御所過ぎて、なんかもう、選択肢に入れるのもおこがましくて断念した。。。笑
その頃インターネットの情報で、「講師」のゼミに入るとその先が大変、という意見も見たけど、正直そこはあまり気にしなかった。
上に登ろうとするならそこは重要だと思うけど、わたしの場合、大学院進学は「生涯学習」の側面が強いので、講師の先生でもハマれば師事しようと思っていた。(注:2022年2月現在の気持ちです。)
とかやってるうちに、最終的に、やりたいことドンピシャの専攻の先生おふたりに絞り、さらに調べ(ネットで見れる限りの論文などを読んで)結果的に師事したい先生を選び、お話を聞きに行った。
という流れだった。気がする。
ちなみに、大学院を調べるのに使ったのは、こちらのサイト。
https://shingakunet.com/syakaijin/smp/
ご存知、スタディサプリ。複数大学の資料請求含めて大変お世話になりました^^
母にこの決定を伝えたのが2022年3月10日なので、3月上旬に、この行きたい大学を決める作業をしていたと思われます。
(ちなみに以下は、2022年2月17日の気持ち。そうでした。ぼんやりとした気持ちを行動に移したきっかけはそうでした。完全に仕事辞めたい、でした笑。