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23年前には理解できなかったアニメ

こんにちは。

『地球少女アルジュナ』というアニメをご存知だろうか。

私が中学生の時にやっていたアニメだ。
私は中学生の時から兄の影響で
坂本真綾ちゃんが好きだった。

その真綾ちゃんが主題歌ということもあり
期待していたが

当時の私の印象は
イラストがイマイチ可愛くなくて
ずっと暗い、よく分からないアニメだった。

それもそのはず。
この作品かなり精神世界に偏っている。

私が自分の意思で精神世界への勉強を始めたのが18歳の時なので
15歳の私に分かるわけがない。

そしてこの話は18歳の私でもなく
28歳の私でもなく
38歳の今の私だから面白く見れた。

このとち狂った現代社会に
メスを入れるかのようなアニメ。

子供たちに見せたかったのかもしれない(当時18:00台のアニメだった)

潜在意識に入れる目的だったのかもしれない。

しかし、難しすぎる。

環境問題を始めとした社会問題と
精神世界の話なのだから。

セリフひとつひとつに深みがある。

主人公の樹奈は
『なんで?』『なんでなん?』と
全てのことに疑問をもつ。

しかしそのボーイフレンドの時夫は
『考えても仕方ない』というまさに現代の象徴と言えるようなキャラクター。

題材が難しいので
あまり中身には触れないでおくが

このアニメを見終わった私の感想は

『結局時が来なければ
  わからないものはわからない』

と、いうことだった。

私からしたら
精神世界の話なんて
当たり前のことしか言ってない。

当たり前のことを当たり前に生きたら
それは魂を生きるに繋がる。

っと思っている。

だけど、この『当たり前』の基準値は
かなり高い。

そんなの理想だよね。
と、わからない人には
一言で片付けられてしまうような
『当たり前』だった。

劇中何度も出てくるが
本質が見えていないと
会話がいとも簡単にすれ違う。

樹奈の父との会話。
父親は自分の身近なものに例えて
会話がしたかった。

だけど、受け取り手の樹奈からしたら
『お父さんはいつも仕事のことばっかり』

違う、仕事のことを言いたいのでは無い。
例え話をしたかった。
どれだけ『もろい』かという。

結局このようにすれ違うことを防ぐことは
簡単なことではなく
『時が来るまで分からないことは分からない』

私がこのアニメを
イラストがイマイチ可愛くなくて
ずっと暗いと思っていたように。

ただ、このアニメのことを
忘れることはなかった。
『よく分からなかった』という記憶を抱えたまま。

それは、やはり
時が来たら分かるようになるから
『忘れてはいけないアニメ』だったのだろう。

それでも、私が自分の意思でアニメを見始めることは稀であるし
配信しているサービスに登録することもない。

だからこそ、クライアントさんを使い
『お土産を用意して良いか分からなかったんで良かったらコレ見てください。』と
まるでお土産代わりのような形をとり
(しかも遠方のクライアントさんのため会える日が限られていてこの日までにはという目標を立てることにもなる)
私の元へ来た。

4月に借りたのに
返すのは9月になってしまった。

だけど、この5ヶ月間があるからこそ
より、この深さに気付けた。

楽を選んではいけないし
表面的に受け取ってもいけない。

まるで当たり前かのように
『洗脳された日常』

そして、何をもって悪となすのか

昨年の5月に占い師が私に言った。
『分解者という存在からまずは学んで』

占い師の言葉と
この作品がリンクする。

あの時のnoteを読み返す。
私の科学への入口は
『地球少女アルジュナ』という作品として
中学生の時に用意されていた。

主題歌は坂本真綾
音楽は菅野よう子

ここまで用意されていたのに
私は受け取れず
今、妥協のプランBを生きている。

人生に張り巡らされた設定に気付くたびに
なんと完璧なシナリオなんだろうかと
脱帽する日々である。

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