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【ひろがるスカイ!プリキュア 第15話】物語が大きく進展するシリアス回!幸薄きスカイランド…。

こんちゃ❣ゆんです。

前回は神回だったひろプリですが、今回も実は神回でした。

しかし、中身はギャグ要素はほどほどに、物語が大きく進展するシリアス回に。

精神的、策略的な攻撃で苦しめてくるバッタモンダーの登場により、スカイランドの平和が着実に蝕まれていっています。

対するは青の護衛隊、そしてプリキュアですが、果たして、立ち向かうことはできるのでしょうか?

早速レビューしていきましょう。

シャララ隊長格好良すぎませんか


前回から登場したシャララ隊長ですが、文字通りの瞬殺力でランボーグをバッサバッサと斬り倒し、隊長の名に恥じぬ、まるで鬼神の如き力を発揮してくれます。

このヒーロー具合には、ソラちゃんが憧れてもおかしくはないカリスマ性がありました!

ヒーロー論を述べながら、ソラちゃんに背中で魅せ、背中で教える姿は、とてつもなく存在感があります…。

キュアスカイがヒーローガールスカイパンチと拳で闘うのに対して、シャララ隊長は剣で一閃するのは、少女革命ウテナに通じるような格好良さ・可憐さ・麗しさがあって、とても良かったですよね。

シャララ隊長が持っている、スカイランド製の剣(おそらくガードにスカイジュエルが組み込まれている)は、普通におもちゃとして販売されても、買ってしまいそうなほど格好良いです!

というか、それを使うシャララ隊長が格好良すぎるのでしょう!

そんなシャララ隊長が、今日は衝撃の展開に。

ちょっと、ちょっと悲しいです。

頼むから、その崇高な精神は闇落ちされないでください!

ソラちゃん可愛すぎませんか
青の護衛隊で活躍し続けるソラちゃんですが、後ろにいるましろんとツバサくんに振り返るときに見せたハニカミ笑顔は、なんとも可愛いかったですよね!

第1話でもそうだったんですが、ソラちゃんのこの、「なんとも言えない満面ではない笑顔」が、とても味があって良いんです!

ただ嬉しいのではなく、青の護衛隊で活躍しているちょっぴりの恥ずかしさ、照れであったり、ドヤ感であったり、無言で、表情だけで心境を伝えるメッセージ性としては、とてつもなく熱量のこもった笑顔と感じました。

こういう表情ができるのは、やはり、たくさんの人生経験があってこそなのだと思います。

ソラちゃんは、きっと、表には出ていませんが、結構苦労した人生なのでしょう。

(もちろん友達がいなかったので、すべては一人で解決しようとして、過剰な重荷と経験を背負った印象もあるのですが)

こういう、微かに魅せるオトナ感が、ソラちゃんのヒーロー性・カリスマ性を深めていて、いいなって思うんですよね。

それぞれの家庭の事情


今回は、ましろんがソラシド市に帰ることを発端に、ひろプリ主要メンそれぞれの家庭が垣間見えました。

一時期は孤児説もあり気になっていたソラちゃんも、確かに、スカイランドの辺境(田舎であろう)の一屋で、ちゃんと父母に囲まれていたシーンがあって、よかったですね。

気になるソラちゃんの父母は、シド、レミだそうです。

そうか、たしかに、ソラシドレミ系統だ。笑

となると、弟さんは、残るファが含まれるとは思うのですが、どうなんでしょうね?

昔、ドレミファどーなっつという教育テレビがあったのを思い出しました。

ミラーパッドの力で、ドレミファどーなっつの世界線にお邪魔したとしたら、かなり物騒な世界観になってしまうのでしょうね。笑

プリキュアにできて青の護衛隊にできないこと


冒頭でも描写されていましたが、迫りくる驚異に対して、プリキュアはランボーグをアンダーグエナジーごと浄化できますが、それ以外の一般国民勢は、ランボーグは倒せども、怨念のごときアンダーグエナジーまでは消滅させることができないことが判明しました。

これって、なかなか合点のいく描写で、上手いなあって思ったんですよ。

青の護衛隊がいるからプリキュアの影が薄くなっちゃうねって思ったんですが、アンダーグエナジーを消滅させるためにはプリキュアの力は必要ですし、

スカイランドの驚異に現れる伝説の戦士プリキュアだからこそ、ランボーグとアンダーグエナジーに対応できる必要な戦力(青の護衛隊だけでは驚異に立ち向かうことができない)として描写されていますし、

そもそものアンダーグエナジーが怨念や呪詛のような概念であることがわかりましたし、

そんな強烈なアンダーグエナジーがスカイランドを恐怖に陥れるシーンをじっくりと描くことで、平和を守るプリキュアがんばえの説得力を持たせることができたりと。

そして、その、プリキュアが成長過程にあるというのがまた、面白いですよね。

どこまでもヒーローの憂いを纏って、傷つきながらも前に進んでいくというスタイルが、とても心に響くんです。

だからこそ、ソラちゃん=キュアスカイにはファンが多いのかな。

久しぶりにでた「ヒーローの出番です!」に込められた魂の叫びが、悲痛なまでに心に響いてきます。

そして、相棒のキュアプリズムも、ガシガシ活躍するのではなくて、あえてキュアスカイの補佐的な立ち位置にいるというのも、素敵なんです。

多少の活躍はあれど、基本的にはソラましの蚊帳の外の存在であるキュアウィングはもちろん、正妻のキュアプリズムだって、物語を引っ張る=ソラちゃんを引っ張る重要かつ必要な場面でしか出てこない。

でも、そんなスパイスがあるからこそ、ソラちゃんは仲間を通して、経験して、どんどん大きくなっていく。

ひろプリはソラちゃんを中心に世界が回っていく、そんな感じが強めに描写されていて、ソラちゃん好きには、がっつり響く物語です。

気になるアップドラフト・シャイニングの原理


巨大ランボーグに立ち向かうために、早々に繰り出した大技、アップドラフト・シャイニングですが、今日は、あの必殺技をまじまじと見ることによって、なんとなく原理的なものが掴めそうでつかめない気がしました。

まず、あの円盤って、壊せるんかい!とツッコミ。笑

そして、あの円盤が傷つくと、プリキュアにダメージが来るんかい!とさらにツッコミ。笑

これらのことから、アップドラフトシャイニングはスカイミラージュを通してプリキュアの浄化精神を具現化したものであり、効力や持続時間はキュアスカイとキュアプリズムの精神力に比例するものであること、アップドラフトシャイニング中はキュアスカイとキュアプリズムの行動が封じられることがわかりました。

そして、敵のエネルギーの大きさ(アンダーグエナジーの強さ)によって、浄化にも時間がかかること、浄化中もランボーグの行動が許されること、外的因子によりアップドラフトシャイニングが崩されることがわかりました。

じっくりゆっくり浄化円盤に吸引されていくランボーグ。

ランボーグからしたら、処刑台に立たされるような気持ちですよね。笑

しかし、アップドラフトシャイニングの弱点が露呈されてしまった以上、今後は、アンダーグエナジーの数の暴力で突破されてしまいそうな雰囲気が強く出てしまいました。

カバトンは、そのあたりを学習せず、単騎で、己の力一本でプリキュアに立ち向かおうとしたから、プリキュアに敵わなかったんでしょうね。

このあたりが、脳筋のカバトンと、知将のバッタモンダーの違いであることが如実に出ている部分だと思います。(そして、バッタモンダー単体の戦闘力も、直接呪いをかけてきたり、瞬間移動したりと、十分に強い)

どちらにせよ、今までは決め技として機能していたアップドラフトシャイニングが敵に通用しなくなりつつなって、いよいよ中盤において、プリキュアたちにも壁が立ちはだかった印象がありましたね。

今後、登場するであろう新プリキュアを含めた、さらなる大技の登場に期待したいところです!

※まあでも、あげは姐さんだったら、アップドラフトシャイニングとか生易しいことをする前に、金属バットでブチのめすんだろうな。笑

スカイジュエルでまた隊長に会える?


巨大ランボーグに単騎で立ち向かったシャララ隊長は、健闘するも、深手を負って、スカイランドのどこかに堕ちていってしまいます。

ソラちゃんに「また会える」と託したスカイジュエルのチャームが、とても重い…!

ソラシド市に帰還するソラちゃんですが、「シャララ隊長への想い」と「シャララ隊長からの想い」を同時に抱えての生活は、とても身が引き締まるものがあることでしょう。

以前の初ソラシド市だったソラちゃんの状況とは全く違い、今回はより、ヒーローとしての指針を携えた中での帰還となるソラちゃんは、今後、どのような経験をして、どのような成長を遂げていくのでしょうか?

シャララ隊長が側にいなくても、想いは常に側にある。

まるで、ましろんがソラシド市に帰ることを決意したときに、身は離れていても心は側にあるといったことと重なるようでした。

このように、一回、感情を前もって含ませることによって、あとあと同じようなシーンでさらに感情を増幅させるような話運びが、ひろプリは本当にうまいと思います!

おかげで、シャララ隊長が忘れられなくて、視聴者もとても切ない気持ちになりました…。

でも!

ソラちゃんと同じで!

前に進めばきっとまた会える!

前に向かって進んでいきたい!

物語後半で、スカイジュエルのチャームに何かが起こって、キセキが起こるんでしょうね。

深手を追ったシャララ隊長、後々にアンダーグ帝国に捕まって、捕虜的な、精神的な束縛を受けたり、洗脳で闇落ちしてしまいそうな予感もあるのですが、ソラちゃんの正しいが、道を切り開いてくれることを切に願います!

ソラちゃんもトラウマ、エルちゃんもトラウマ

「この世界はなんて残酷でなんて悲しいんだろう」

バッタモンダーの策略により、シャララ隊長はもちろん、スカイランド国王女王も、プリンセスの目の前で呪いを受けてしまうという、なんともトラウマになるシーンがありました。

これ、エルちゃんの目の前で親御さんが倒れてしまってますけど、それだけでも結構ショッキングなシーンなのに、力を振り絞ったハイハイでたどり着いた先のミラーパッドで、今まで頼りにしていた、気の合う仲間(キュアスカイとキュアプリズム)が目の前でズタボロになって朽ち果てている姿を視てしまうのって、精神的にさらに追い打ちをかけるシーンですよね。

個人的に、バッタモンダーは、プリキュアとシャララ隊長を完膚なきまでに叩きのめした上で、エルちゃんにこれだけのトラウマを植え付けただけでも、試合に負けて勝負に勝ったという感じはあります。

カバトンとはワケが違う残虐性が、バッタモンダーにはありますね。

なんというか、ギャグ要素なしの、触れたくない、危険な香りがします。

エルちゃんの成長に傷が残らなければよいのですが…。

親御さんからも、ヘイトを集めてしまうバッタモンダーさんでした。

すごく理にかなったソラシド市への帰還


スカイランド国王女王には大変申し訳無いのですが、ソラシド市に帰る理由が、

①エルちゃんを追手から守るため
②エルちゃんを追手から逸してスカイランドの平和を守るため
③スカイランド国王女王の呪いを解くため(にヨヨさんに会いに行く)

と出揃ったのは、とても説得力がある展開だなあと思いました。

スカイランドに帰ったら、もうソラちゃんもツバサくんもソラシド市に帰ってくる必要はないじゃん!どうするの!ってずっと思っていたのですが、そんな野暮な考えとは裏腹に、結構シリアスな理由を背負って、ソラシド市に帰還することになった展開は、とても熱かったです。

このあたり、急にシリアスになりましたよね。

今後は、ソラシド市はもちろん、スカイランドとの共闘もありそうで、ますます盛り上がりを見せるひろプリでした!

今日のヒロガリズムは、それぞれの背負うものが大きすぎて、哀愁が漂っていましたね…。

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