HAZARD LUMP -侵蝕-
世界は未知の生命体に侵蝕され、街中の人々は、一人、また一人餌食となり、捕食されていった…。
雷鳴と嵐が降りしきる中、命からがら車の中に逃げて、ドアの鍵をかけた彼女は、怯え続ける。
「なんで…なんで、こんなことになったの…」
しかし、排気口から徐々に侵入してきた異型の触手に気づいたときはすでに遅く、逃げ場のない車の中で瞬く間に四肢を羽交い締めにされ、徐々に溶かされ始めた。
「嫌ああああ!わたし、わたし、死にたくない…!誰か、助けてええええ!!!!!!」
悲鳴は車の中だ