MANKAI STAGE 『A3!』 Troupe LIVE ~SPRING 2021~ ライブ配信視聴記録

トルライ春のライブ配信の個人の感想です。
ネタバレに配慮していませんので、未視聴の方は閲覧お気を付けください。
大千穐楽を見終わったテンションのまま書いています。
お話の順序はぐちゃぐちゃです。
勢いで書いているので、後日加筆修正するかもしれません。

ライブ配信視聴回 @TACHIKAWA STAGE GARDEN(東京)
8月18日19時
8月19日19時
8月20日19時
8月21日16時30分
8月21日16時30分

CAST
佐久間咲也:横田龍儀
碓氷 真澄:牧島 輝
皆木  綴:前川優希
茅ヶ崎 至:立石俊樹
シトロン :古谷大和
松川 伊助:田口 涼

サポートメンバー
坂田大夢 / 竹内樹 / 茶谷優太 / 遠山晶司(梅棒)

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来るべき時が来た。

トルライ春が発表と同時に真澄くん役の輝くんの卒業が発表された。
いつかそんな日が来るかもしれないと思っていた。
でも、その時は各組全員が同じタイミングでの卒業になるのではと思っていたので、正直、輝くんだけの卒業にひどく驚いたことを覚えている。

エーステは、カーテンコールになっても、キャストが素顔に戻ることは無い。
だから、輝くんが今回の公演で卒業だとしても、舞台上でそのことに触れることは出来ない。
Wカーテンコールの時、咲也くんの胸に去来した思いは、きっと咲也くんとしての想いと龍儀くんの想いがない交ぜになっていたのではないだろうか。
板の上では言えない想いがあって、だけど、どうにかして想いを伝えようとしてくれていた姿にこちらがもらい泣きをしていた。

最後、春組が舞台から降りる時、他の皆は「ありがとう」「またね」という中で、真澄くんだけが決して「またね」とは口にしなかった。
その代わり一言「愛してる」と言ったくれたのは、最後まで輝くんが碓氷真澄を全うして、その生き様を魅せてくれた証のように思う。
輝くんの真澄くんは、毎公演会場にいる監督だけではなく、カメラの向こうにいる配信組にも心を向けてくれていた。
最後の挨拶の時、泣いている監督に「泣いてるの? アンタ。 泣いてるアンタも綺麗。でも、アンタにはできれば笑ってて欲しい。ずっと」って言ったのは、輝くんの真澄くんだからこそ出てきた言葉だと思う。
監督のことが大好きで、好きで好きで仕方ない真澄くんを初演からずっと演じてきた輝くんだからこそ、自分の卒業に心を寄せて涙を流す監督に真澄として最大限の気持ちを返した。役者としてのプロフェッショナル見せつけられた。

同じく、常に会場と配信組に心を向けてくれていたのは、大和くんが演じるシトロンだ。
今回、何度シトロンの気遣いに助けられたことだろう。
公演前から少し運営の不手際が目立ったペンライトについて、監督が悲しい気持ちにならないように「sorryだよ」と声をかけてくれて、「ペンライトを持っていないカントクは拍手や手を振って気持ちを伝えて欲しいネ」と皆が楽しめるように声をかけてくれた。
21日のソワレの時は「支配人が発注を間違えたネ」と、「それじゃあ仕方ないね」と観客が思うように導いてくれた気遣いと優しさが光った。
今回、特にシトロンの存在が大きい公演だったように思う。
声を出して応援出来ない状況に対して、「言葉は無くても通じ合える」ことを「一回一円」前のパフォーマンスで証明してくれた。
あのシトロンがジェスチャーで会場とコミュニケーションをとる時間がすごく好きだった。
配信だと、引きで会場の様子が映るので、シトロンの動きに合わせて動く光のウェーブが本当に美しかった。
大千穐楽のWカーテンコールでの挨拶。すごく丁寧に作品の世界観を壊さない言葉を選んで、今のコロナ禍を生きる監督たちに紡いでくれた言葉が凄く胸に刺さった。
シトロンに「泣いてるよりも笑ってる方がcuteネ」って言われたら、ずっと泣いているわけにはいかないよね。
普段はとっても明るいムードメーカーなのに、再演でのシトロンの成長が著しくてずっと目が離せなかった。
初演から役者として一番成長したのはやっぱりシトロンじゃないかなと個人的には思ってる。
『不思議の国の青年アリス』のハートの王様の立ち居振る舞いの美しさ、そして、威厳ある物言い。初演の時はまだ少したどたどしかった感じから、再演を重ねたことで変化したシトロンの上達ぶりを大和くんが見事に演じていて、鳥肌がたった。
『ゼンマイ仕掛けのココロ』もSが誕生した時の機械仕掛けの動きから、ルークとの交流を経て徐々に人間らしくなっていく過程が素晴らしかった。
ロレンス神父もハートの王様もSもどれもカッコよくて、普段のシトロンとの違いもあって魅了されっぱなしだった。

私はトータル5回配信を見たわけだが、見た中では8/21のソワレが一番好きだ。
一番春組らしいというかわちゃわちゃしてて、ただただ楽しかった。
最初の挨拶の時に真澄くんの十八番である「俺だけを見てて」と至さんが言ってからの「俺との約束を『という訳で』って…」て、ショック受けてる真澄くんが春組の末っ子感まんさいで、咲也やつづるんや至さんが慌ててフォローしてたのが最高に微笑ましかった。

鬼ごっこがあったのもこの回で、フィルコレからの鬼ごっこが青年アリス終わりで始まった時は、なんだかとても嬉しくなった。
至さんが監督さんにエアタッチしようとしたら、すかさず真澄くんが「俺が鬼だったみたい」ってエアタッチするの防ぎに来たの、めっちゃ笑ったし、咲也とつづるんが頑張って先に進めようとしたら、年長組の二人が鬼ごっこを始めようとしてたの本当に笑った。
至さんの腕掴んで「はけさせるぞ」ってつづるんが言ってたのお疲れ様ですって思ったの私だけじゃないはずだ。
ちなみに8/19の青年アリス終わりも年長組がふざけてた(笑)
いきなりシトロンと至さんの間で始まる格ゲーキャラごっご。しかも、1度ならず2度もやってたからね。至さん「KO」の言い方気に入ったんだろうなぁ。
そういうわちゃわちゃ感見てると本当に見てるこっちは幸せになる。
そして、鬼ごっこは、21日ソワレの最後のサポートダンサーの紹介の時にも登場する。
まぁ、そのきっかけを作ったのは真澄くんと「あんたとこれから2時間鬼ごっこする」なんだけど(笑)
嬉しそうに「真澄タッチ」って触りに行ってた至さんが可愛かった。
そして、鬼の餌食になるつづるん(笑)
サポートダンサーにも逃げられた挙句、「監督さんは俺が守るから」って至さんに美味しい所全部持っていかれて、めっちゃ笑った。
もうあれね。
春組と言えば鬼ごっこ。鬼ごっこといえば春組で定着だね。
ずっと舞台上でふざけて遊んでる姿を見ていたかったよ。
中の人たちの仲の良さが役にも滲み出ているのは、エーステの春組だなって強く思う。

至さんが真澄くんにちょっかいかけるのが割と好き。
最初の挨拶で「俺だけを見てて」って言い始めた辺りから、私はずっとニヤニヤしている。
真澄くんとの約束を上書きしようとしたり、自分と監督さんの間に真澄くんが割り込んで来たら、下手に移動する時に仕返ししてるのめっちゃ笑った。
大人げない…大人げないよ至さんwww
真澄くんに対しては、綴くんとはまた違うお兄ちゃん力を発揮しているように思う。(家族ポジションだとお父さんだけどね)
張り合って、揶揄ってるように見えて、ちゃんと「悪かった」って言えるし、「監督さん分かってるから」って、真澄くんのことフォローしてるのよく見てるなって思う。
青年アリス公演で、アリスがハートの王様に「僕と友達になって欲しい」って言っている場面で帽子屋が優しく笑ってるのも、至さんと真澄くんの関係性の表れみたいで、すごくほっこりしたんだよね。

お芝居パート。
替え歌からスタートした初見の時は「え?」「え??」なったの、私だけじゃないはず。
「芽~me~」すごいシリアスな曲なのに、めっちゃ掃除と断捨離が出来ない至さんの曲になって笑ったし、その後の真澄くんの「ジレンマ」はまぁ、テイストとしては間違いないんだけど、「え…これも替え歌ですか???」って、衝撃が激しかった。
真澄くんが熱唱してるのに、後ろでゲーム機をめぐる攻防を至さんと支配人がしててめっちゃ笑った。あのダンス、迫田のダンスのオマージュかな??? 全景でめちゃくちゃ確認したい。
あの攻防の時、支配人が至さんの足に巻き付いてるのめっちゃ笑った。どこかの回で「どこ触ってんだよ! おかしいだろ!」って至さんが言ってて、何があったの? って思ってたら、めっちゃ支配人が足にへばりついてて笑ったよね。千秋楽もそのバージョンだったから、支配人味を占めたなと思ったのは、私だけだろうか。
支配人がゲーム機を売ろうとしてたって真澄くんに告発された時、「って佐久間くんが言ってました」っていう支配人のアドリブ回があったんだけど、「えぇ!? 言ってないですよ」って慌てる咲也に「(咲也は)そんなこと言わない」って支配人に対して一気に切って捨てたシトロンと至さんがめっちゃ好きだった。

このお芝居パートは、新しい劇団員募集と言う次に向かってのお話だ。「ハイスペック」って言葉が出てくるたびに千景さんの存在を含んでいるように感じるんだけど、今日の千穐楽を見てるとそれだけじゃない気がする。
このお話は、今回の公演で卒業する輝くんへの餞なのかなと思ってしまったのだ。
例え卒業しても、輝くんの居場所は変わらない。
春組も、エーステも監督(私たち)も何も変わらないっていう輝くんへのメッセージが込められていたら嬉しいなと思った。

お芝居パートからの撮影の流れがめっちゃ好きなんだ。
至さんのキャメルスーツ姿が今までで一番堪能できるので、心の底からありがとうって思ってる。
「Spring has come!」の5人が横並びで方に手を当てて電車ごっこみたいな振りで踊ってるのめっちゃ可愛かった。

大千穐楽は基本的に冒頭から泣きっぱなしだったんだけど、一番ボロ泣きだったのが最後の「桜の下で」だった。
アンコール前のラストナンバーだったから、毎回ウルウルしながら聴いてたんだけど、今日はもう完全に号泣だった。
本当にこの曲でラストと思ったら、涙腺決壊してヤバかった。改めてこの曲を聞いて歌詞の「桜」はMANKAIカンパニーであり、春組であり、監督のことを指しているのかなとふと思った。
少し別れの気配がする曲だけど、春組のみんなが変わらず集まれる場所であるように、私たち監督は、変わらず桜の様に皆が集まれる場所でありたいってとても思った。
また皆が咲き誇って会いに来てくれることをめぐる季節の中で、待ち続けてる。
願わくば、エーステもテニミュみたいにOBが参加できるライブイベントを開催してくれる日が来たらいいな。
そんな未来、絶対素敵だと思う。

家族みたいな春組が本当に大好きだ。
出会ってくれてありがとう。
素敵な春を魅せてくれてありがとう。
今の5人だったからこそ、魅せてくれた景色が沢山ある。
この思い出はずっと私の中で咲き続けます。
季節が巡り再び春が訪れることを待っています。

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