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降らなかった

 雪が降るんじゃないかなーってくらい、午後に分厚い雲が垂れこめたけど、ほんの少し雨が降っただけ。よく考えたら雪なんか降るわけないね。だって気温が高かったもの。陽が落ちて暗くなっても6度くらいの暖かい日だった。
 タイトルの写真、我が市と隣の坂城町の境目。「岩鼻」という巨岩が千曲川に突き出てる場所。ただ市町村の境目ってだけではなく、東信地方と北信地方の気候の境目でもあるらしい。だから、向こうは雪雲、こっちは冬晴れって感じの景色も何度か目にしたことがあった。同じ信州でも、新潟へと続く北信は雪がしっかり降り、こちら東信は滅多に降らないという違いがある。
 冠雪した真っ白な峰々。あれは北アルプス。たぶんだけど、白馬の方じゃないかなと思う。その手前の少し低い稜線は、蕎麦で有名な戸隠連峰かな?ここに住みはじめて6年目だというのに、まだその辺は自信持って言えない・・・
 朝から昼過ぎまでのバイトの帰り道、寄り道して別所温泉。好物の「くるみおはぎ」を買ってその場で食べてきた。ここのお店のは他のどこのよりもくるみのパウダーがたっぷり。美味しい!

 みなさん口を揃えて、今年くらい雪が降らない年は珍しいねえって言う。たしかに、いつもの年ならばお正月前に一度は積もるくらいの雪は降ってたよな。このまま積雪なしの冬?そうだと嬉しいんだけどなあ。


【台所日記 028】
 このところちょいとばかしこだわってたミャンマーカレー。ヒンと呼ばれる、カレーというよりは油の濃いトマト味のスパイシーな煮込み。何となく自分好みの味付けに到達した感じ。あくまでも自分好みで、正式な現地の本場ものとは違うんだろうけど。
 酸味強めのトマトを使用すること。今回は豚バラ肉使用のウェッターヒンだけど、豚肉の旨みと甘味がそれに溶け込むまで十分煮詰めること。甘酸っぱさはタマリンドを加えて調整してみてもいいけど、今回はシロップ漬けにしてあったパイナップルのコンポートを加えてみた。そしたらものすごくいい感じに仕上がったぞ!缶詰のパイ名っぷりでも十分いけますね、この感じ。肉以外は、ニンジンやら白菜やら小松菜などの余ってた野菜も投入しちゃったけど違和感はない。あと、前夜に作って丸1日寝かしたのがよかったのかもしれないな。トマトベースのスープによく馴染んでた。
 酸味と甘味が強い豚肉のカレーとしては、今までは、インドのゴア地方のビンダルーやタイのパネンカレーが好きだったけど、それらの洗練された味に比べると、ミャンマーのチェッターヒンの方は素朴な家庭料理っぽい感じ。気に入ったから、定番メニューに仲間入りさせよう。
 写真、上がウェッターヒン、真ん中がインドのポークビンダルー、下がタイのパネン、です。どれも甲乙つけがたく美味しいよ!


【音楽室 028】
 これはまた何とも流麗なインストポストロック。センスのいいギターリフが心地よい流れとなって重ねられていく。中盤でやや熱量を増すあたり、ハードコア起源なのかなと思わせながら、ゴリゴリとしたところなく流麗の一言に尽きる感じ。国内のインディーズバンド。滑らかで柔らかなギターの音色、そこはかとなくって感じで入る変拍子、アンサンブルの奥で気持ち良さげに「歌ってる」ベースもいい。小細工も飛び道具もなくオーソドックスに攻めてて、すっごくいい感じだよ!

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