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春、来ないかなー

 お天気はまあまあだけど、空気には春めいた柔らかさが感じられない。去年の同じ頃の日記見てると、10日後には桜が咲き始めるんだけど、今年はそういう気配が感じられないね。ほんとに咲き始めるんだろうか?
 朝は霜が降り、せっかく咲き始めたヒメオドリコソウも寒そう。でも、日当たりのいいところでは春のものが顔を出してきてる。フキノトウとか、オオイヌフグリとか。早く春めいてきてほしいなあ。

 昨日今日と、夜寝る前の時間に音楽聴きながら「断捨離」してる。大学の教科書類とか、もう一生縁を持たないだろうなと思えるし。ノート類も。大学時代の勉強の痕跡の完全消去みたいな気分。完全なさようなら化学・物理・生物ね。
 捨てる前にノートをパラパラめくり、さらっと書き留められた言葉を眺めてみたりする。コストの高いオーガニック素材ではなくて、分子構造とかの面で化学繊維であってもなるべく低コストで生体適合性の高い繊維は作れるはずだよなあ、なんて思いながら。ポリマー、ドメイン構造、可減菌性・・・今や遠い世界の言葉たち。生体適合性に興味もった時期があったなあ、など。
 最初はそれなりに面白かった。ワクワクしたもんだった。でもそのうち、そういう方面の専門性をものにしていくためのクソむずかしい物理の知識とか、得体のしれない複雑な化学の構造式とかが次々に迫ってきてギブアップ。きちんとした深い理解は断念し、単位を取るためだけの勉強に落ち込み、落ちこぼれ学生に転落。悲しいけど、今となってはそういう体験もしておいてよかった?みたいに思えてくるのが不思議。中高時代、ちょっと理数科目が得意で国立理系に入学できても、本物の科学はそこからスタートする。できないものはできないという我が頭脳の現実を直視し、自分の限界を知ることも、大切なことだったと思う。決して負け惜しみではなく。


【台所日記 #48】
 塩レモンってのが世間に知られ、それなりに話題になったり出回ったりし始めたのって、そう昔ではないよね?高校生の頃は知らなかったし。見たこともなかったし。
 地中海のモロッコとかチュニジア、ギリシャとかキプロスなんかでは、どこの家にもある万能調味料のひとつだと聞く。で、作るのは簡単。瓶にざく切りのレモンと塩。常温で放置。時々かき混ぜてやる。3ヶ月くらいでいい感じに発酵する。なもんで自家製造。
 いろいろな用途があり、薄いコンソメスープに塩レモンを混ぜ込んだスープなんかは美味しい。そこにクスクスを入れたりすればリゾット風に。
 で、まあ、本日は鰹の切り身の塩レモン漬けをオリーブオイルでこんがり焼き、塩レモンとホワイトペッパーでシンプルに味付けしたパスタ。これ、鰹の産地でもあり、レモンも栽培できる伊豆とか紀州とか土佐のご当地メニューにできるんじゃないかなあ。


【音楽室 #048】
 好きな音楽レーベルから新しい作品がリリースされた。なんかよくわからないけど、いい音が出る石を打楽器として組み込んだすっごい上等なアンビエントの作品だ。KidoさんMurataさんともう1人、Kenji Azumaとクレジットされた方がその石の楽器の奏者なのかな。bandocampでDL購入したので、しばらく聴き込んでみたいなと思う。

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