壇ノ浦で舞った男を観ました

iPadにキーボードを導入してから、文字入力がとても捗っています。
MacBookもそうなんですが、入力しながら勝手に変換されていくのが楽ちん。よほど特殊な語句でない限り、望んだとおりの変換をしてくれるのがありがたいです。変換キーを押す手間がないだけでこんなにも快適だとは。


『鎌倉殿の13人』第18回「壇ノ浦で待った男」。

ついに平家が滅亡しました。

初回から欠かさず録画して毎週2回は観ていますが、初登場時から菅田将暉演じる源義経のサイコパス&戦闘狂っぷりが凄い。そして義経が狂っているので目立たなかった大泉洋演じる源頼朝もなかなかにサイコパスで、みんな大好き上総介広常(佐藤浩市)を謀反の咎で見せしめに処刑した頃には観るたびに「頼朝早く馬から落ちないかな」と呪うまでになっています。

脚本の三谷幸喜さんは当て書き(先に役者を決めてからそのイメージに合わせて台本を書く)をされることで知られていますが、今回は平宗盛を演じている小泉孝太郎さんがあまりにもハマっていました。偉大すぎる父(清盛)の息子という宗盛の生い立ちにこれ以上ない説得力を持たせる配役と脚本は見事。むさ苦しい坂東武者たちに囲まれても品の良さ、育ちの良さが滲み出ている宗盛。小泉孝太郎さん自身もそういう空気を纏っている方なので、あまりにも自然な平宗盛でした。


このところ毎回誰かが強烈な印象を残してさようならしていくので、とても辛い思いをしながらしっかり観ています。


ここへきて、人の心を持っていないのではと強く印象付けられてきた義経が、宗盛とその息子を最期に会わせてあげる優しさを持っていたり射殺した漕ぎ手たちを手厚く弔うように言ったり、かつて親交があった人たちと里芋を頬張ったりする描写を入れてきたので、義経も退場が近いですね。
ただひたすら怖い奴だと思いながら見てきましたが、彼の最期をどんな気持ちで迎えることになるのか楽しみです。
そして頼朝はさっさと落馬してほしい(笑)。

まあ、13人の合議制の話なので、頼朝が退場してからが本番なんですけどね。


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